地球に落ちた隕石から希少なダイヤモンドを発見!

地球に落ちた隕石から希少なダイヤモンドを発見!

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地球に落ちた隕石の中で希少なダイヤモンドが発見された。専門家によれば、隕石に含まれたダイヤモンドは45億年に太陽を周回していた原始惑星に由来するものらしい。

 

この希少なダイヤモンドを調査することで、その原始惑星は水星より若干大かったと見られ、惑星同士の衝突により消滅してしまったという過去の惑星形成の一部を垣間見ることができる。

 

太陽系が生まれた初期には、数十個もの月から火星ほどの大きさの惑星が衝突し合い、今我々が知る岩石惑星が生まれたのだ。

 

アルマハータ・シッタ隕石と名付けれらたこの隕石は2008年にスーダンのヌビア砂漠上空で爆発した微小天体である。当時の目撃者によれば、空に「ロケットのような火球」が見られたという。

 

 

非常に強力な透過電子顕微鏡法を用いて隕石中のダイヤモンドを調査すると、中には小さな結晶も見られた。ダイヤモンドが結晶化するにはかなりの高圧力が必要だ。調査をしたスイスの研究チームによれば、ダイヤモンドは、地球の海抜ゼロ地点圧力の197,385倍の高圧下でできた物だということだ。

 

こうした高い圧力が生じるのは衝突を繰り返していた火星サイズの原子惑星の内部としか考えられない。

 

この隕石はユレイライトと呼ばれる特殊な隕石で、数グラムから数キログラムまで様々な大きさに分かれる。主要研究者であるスイス連邦工科大学ローザンヌ校のファルハング・ナビエイ氏は、他の惑星から飛んでくる隕石の中でもユレイライトは特殊だと語る。

 

「現在ユレイライトと分類されている隕石は480個以上。数多くの隕石が月や火星からやってきますが、初期太陽系の中で消滅した原始惑星由来の隕石は特殊であり、非常にユニークです」(ナビエイ氏)

 

「惑星形成シミュレーションは、初期太陽系には数十個以上の月サイズから火星サイズまでの原始惑星があったことを示唆しています。」

 

「惑星形成モデルは、巨大な衝撃により、これら数十個の原始惑星が互いに付着し合って現在の惑星が形成されたことを示しています。」

 

「しかし、これら大型原始惑星の遺物はまだ発見されていないのです。」とナビエイ氏は付け加えた。

 

 

【ソース:Daily Express

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