インド北東部のアッサム州で大きな一つ目を持つ子ヤギが生まれた。
子ヤギは5月10日(水)に生まれ、地元住民を当惑させた。獣医たちは耳も一つしかないこの子ヤギは数日で死ぬと予想したが、その予想に反し子ヤギは今のところ生き長らえている。
このような欠陥をもたらす症状を「単眼症」という。胎内で大脳の左右両半球が左右に分割せず、ひとかたまりのまま低形成にいたるという稀な症例である。これは顔の中心空洞と一つ目または部分結合された眼球の形成に繋がる。まつ毛や瞼はなく、またきちんとした鼻も形成されない。
上唇と下唇はあるが大抵小さく、また上あごは短く歯もないため、通常サイズである舌が口から突き出ることになる。症例は馬、豚、牛、猫、またdusky sharkというサメでも報告がある。
数多くの人々がこのヤギを見るために村を訪れている。村人によれば、この子ヤギは神聖なものとされすでに一部の地元民が子ヤギを崇拝し始めているという。
子ヤギの所有者であるMukhuri Das氏は「驚きました。奇跡のようです。そして子ヤギを見るために人々が我が家を訪れるようになりました」
Mukhuri氏は子ヤギが生まれてすぐ獣医を呼んで診察を受けた。
「獣医は数日で死ぬと言っていましたが、そうはなりませんでした。」と氏は語る。
子ヤギを見た村人は「子ヤギのことを知ったとき、嘘だと思いました。でも一つ目の子ヤギを実際に見て驚きました。」と語る。
Mukhuri氏は言う。「この子ヤギを世話することは私の責任です。普通のヤギと同じように餌をやっています。」
「私たちのところにこの子ヤギが生まれてきたのは、何か神様からの啓示なのだと思うのです。」(同氏)
Mukhuri氏はこの子ヤギの誕生は彼の家に幸福をもたらすと信じている。
「多くの人が子ヤギを見るために我々のところへやってきます。」
「このことで私たちが有名になるのは嬉しいです。」(同氏)
先天性奇形と分かっていても、何ともミステリアスな見た目のヤギだ。世界に残る一つ目巨人などの伝説もこうした単眼症の奇形を持って生まれた人間だったのだろうか・・・
【ソース:Daily Express】
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