15,000年前の高度文明の遺跡をペルーで発見!

15,000年前の高度文明の遺跡をペルーで発見!

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ペルーの専門家たちが、古代ピラミッド発掘中に15,000年前に南米に存在した複雑で高度な文明の遺跡を発見した。
南米の初期のピラミッドの一つが存在するペルー沿岸部で、専門家チームが革新的な発見をしたのだ。フロリダ・アトランティック大学は、精巧な作りの手編みのかごを含む数千点の工芸品は、この地域の初期の人間が元々考えられていた以上に高度で、非常に複雑な社会ネットワークを持っていたことを物語っていると報告している。

 

研究の共同著者であるジェームス・M.アドバシオ氏は、人々には異なる種類の食糧資源を使う並外れた能力があり、それが15,000年前に巨大で優勢的な社会を築くことに繋がったと語っている。

 

フロリダ・アトランティック大学の考古学者たちは、15,000年前にペルーに高度で複雑な文明が存在したという決定的な証拠を明らかにした。そこには高度に構造化された社会組織があり、この地域で最も古い文明である可能性があるという。

 

Science Advances誌に発表された研究内容は、Huaca Prietaという、南米で最も大きく古いピラミッド(the Temple Mound of Huaca Prieta)が存在するペルー沿岸の古代遺跡で2007年~2013年の間に発掘された数千点の工芸品の発見がベースになっている。放射性炭素年代測定は、断続的ではあるが人間が15,000年~8,000年前に存在したことを示している。

 

 

アドバシオ氏は、Huaca Prietaから回収された食糧、石器、装飾用のかご、生地はその地域の初期の人間の進化の速度と、海上と陸上の資源開発を可能にした彼らの知識および技術レベルに関して大きな疑問を投げかけていると語っている。

 

 

例えば、専門家たちが発見した様々な釣り針は、この古代文明の住民が深さの異なる場所で釣りが出来た事を示しており、それを可能にする、荒波にも耐える船をも開発しているのだ。それに加え、彼らは海上開発を唐辛子やアボカド、カボチャなどの生産と組み合わせ、大きな経済余剰を生んできたのだ。

 

「私たちが発見したこれらの出来事は、この時代の人々が異なる食糧資源を活用する並外れた能力があったことを示しており、それがより大きな社会と、それに伴う政府や高度に組織化された宗教の出現に繋がったのです。」(アドバシオ氏)

 

「これら複雑な生地やかごを作るには、標準化され、組織化された製造工程があったと思われ、これら工芸品は当時にしては必要以上に装飾的です。」(同氏)

 

「発掘されたその他の物同様、かご一つでされ当時の複雑で洗練された社会を反映していると同時に、それは社会の進歩を表現するための方法でもあったように思います。全てのものが、いかに初期の人々が複雑な社会の中で互いに関わっていたのかという社会的メッセージを発しているのです。」(同氏)

 

こうした発見があるたびに、失われた古代の高度文明は他にもあって、更には超古代文明とされる伝説のアトランティス大陸も実在したのではないかとワクワクしてしまう。

 

【ソース:Ancient-code

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