ノースカロライナにある祖母の家の外で遊んでいた3歳のケーシー・ハサウェイくんの姿が消え、地元当局が必死に彼の捜索を始めた。
悲痛の思いで家族が捜索報告を待つ中、大雨によって凍るような寒さを耐え、行方が分からなくなって2日後に、犬の散歩をしていた近所の女性が、林の中で彼の泣き声が聞こえてきたのをきっかけにケーシー君は無事発見された。
すぐさま病院に搬送されたケーシー君だが、健康状態は良好だった。彼に何があったのかと尋ねると、彼は熊が2日間面倒を見てくれたからなんとか生き延びれたと家族に説明したことを男児の祖母が明かした。
「孫は仲良しの熊がずっと自分を保護してくれていたというのです。とにかく、生きて戻ってきてくれて神様に感謝します。」
多少の擦り傷や打撲がある意外、この勇敢な少年は健康上全く問題はないと医師は言う。
ケーシー君はお気に入りのテレビ番組を見ながらチートスとチキンナゲットを頬張るほど元気だそうだ。
彼の発言を確かめる方法はないが、山で迷子になった小さな子供を熊が助けた事例は初めてのことではない。
1888年、ニューヨークタイムズは溪谷で消息が絶えたのち発見された2歳の女の子が夜は熊の横に寝て温かかったと言った記事を載せている。
1955年にも似たような報告があり、モンタナで迷子になった2歳の子供が、熊がぴったりと寄り添って寝てくれて温めてくれたのだとか。
これらが真実かどうかは未だはっきりとしていない。