過去を見ると、地球上には争いや天災、さらにはそれ以外の理由から滅亡してしまった都市がいくつもあります。
文明が栄えていればいるほど、滅びてしまったときの衝撃は大きく、さらに名残はいつまでも残っていきます。
男という生き物は、古代文明とか古代都市とか古代進と聞くと、無条件で胸が高鳴るのです。
そこで今回は、失われてしまった古代都市ベスト5をお伝えしたいと思います。
・メキシコのテオティワカン
テオティワカンは、メキシコシティの北東およそ50キロの地点にあり、紀元前2世紀〜6世紀まで繁栄した巨大宗教都市です。
当時のアメリカ大陸では最大規模を誇り、メソアメリカの中心的都市として機能していたそうです。
6世紀に起こった長期の干ばつが原因で滅亡しました。
・ヨルダンのペトラ
ペトラは、死海とアカバ湾の間にある渓谷に位置し、死海から約80km南に位置します。現在ではヨルダンにある遺跡として有名ですが、その昔は、シルクロードの中継点として大きく栄えました。
しかし、度重なる地震の関係で、水の貯蔵及び管理設備が機能しなくなり、6世紀には、人々が完全に離れていってしまいました。
・グアテマラのティカル
ティカルは、グアテマラのペテン低地にあった古典期マヤの大都市。マヤ文明の政治、経済中心都市として紀元前4世紀〜9世紀ごろにかけて繁栄を極めたとされています。
うっそうとしたジャングルの奥地で、雨の降らない乾季も存在する中、繁栄の礎になったのは「漆喰」でした。水を通さない漆喰を活用して貯水することで、ティカルは大きくなっていったのです。
しかし、繁栄するあまり、森が消え、土壌が流れ出し、作物が育たなくなったティカルは、10世紀の干ばつを乗り越えられずに崩壊しました。
・カンボジアのアンコール
アンコールは9世紀〜15世紀にかけて作られた巨大な宗教都市。仏教やヒンドゥー教で栄え、その大きさは現在のカンボジアのもとになったと言われています。
繁栄し続けたアンコールですが、現在のタイの中部アユタヤを中心に展開していたタイ族による「アユタヤ朝」に、たびたび進入され、そのまま滅亡しました。
・ペルーのマチュ・ピチュ
みんな大好きマチュ・ピチュは、15世紀のインカ帝国時代に作られました。場所は、アンデス山麓に属するペルーのウルバンバ谷に沿った山の尾根にあります。
人口は750人程度だったと言われているマチュ・ピチュは、1533年のスペイン人による征服によってインカ帝国と同時に滅亡したと言われていますが、実際はそれよりも前に人々がいなくなっていたという研究結果も出ています。
いかがでしたでしょうか。
この世界はまだまだ謎の古代都市があるようですので、また機会があったらお伝えしたいと思います。
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