高橋五郎先生インタビュー・其の弐(2/4)

高橋五郎先生インタビュー・其の弐(2/4)

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「百日の説法屁一つ」

 

━━━━ 「天皇の金塊」シリーズが照らし出す世界は、我々が知る世界構造とは大きく違いますね

 

「天皇の金塊」というのはね、たとえるなら世の中の数ある暴力装置のトップにいるヤツ、これが支配者だと。そしてその支配者達は武器を使わず「マネー」を使う。そこに立脚して見ていかないと本当の社会、世界の成り立ちは理解出来ないということですよ。

政治的な情報などで右往左往しているけれども、どんな情報が流れようと関係ない。お金とういのは他に置き換えができないものだらね。

 

 

━━━━ 教科書に載っていることや権威のある人達の意見を鵜みにしてしまう…

 

たとえば「天皇の金塊」ではアメリカの事は書いてないけれども、アメリカはどうやって成立したのか? 皆どう理解してますか? 図書館なんかの本で覚えた事の受け売りばかりじゃないですか。

皆“今”の空気を吸ってないんですよ。

アメリカは誰が作ったのか? イギリス…海賊の親分、王家が金の力で成立させたんだよ。こんなことは名門大学じゃ教えやしない。子供が大きくなっても通り一遍の歴史をなぞっただけで、本当の歴史なんて認識もしない。

ところが世間の流れはどうだろう。「百日の説法屁一つ」と言ってね、ハーバードだイェールだみたいな連中が理屈を百日並べても、誰かが屁をこいたら爆笑して皆話が飛んでしまう。飛んじゃうのようなものを積み上げて、有識者会議とかなんかの人達が分かったような事を言わないで欲しい。特にジャーナリストとかいう連中は言うだけならまだしも、選挙まで出てしまう(笑)。

 

 

「ペテンの島国」

 

━━━━ 理屈ばかりで実は中身が無い。だから軽いのですね

 

だからね、「美しきペテンの島国」(美しきペテンの島国: 続・真説 日本の正体)ていう本を書いたのだけど、タイトルに出版元は衝撃を受けたようだよ。僕は本当の事を書いているつもりなんだけどね(笑)。

とにもかくにも「天皇の金塊」というのは、まあ天皇さんを日本を代表する人として、(政治家、企業などの)子分たちはそうは思ってないけれど、そういう体にして動かしてきたのですよ。

 

 

━━━━ 支配者は、それをシステムとして認識していますよね

 

「天皇を中心にまとまって…」…何を寝言言ってるんだと。そんな事だれも思ってないくせに。
その天皇という“支配者”が持っていた金を動かしてきたわけですよ。

日本も8世紀あたりに奥州で「金」が産出して以来、有数の金の保有国だった。
その金塊をバックに19世紀くらいから、頭の良い連中に「なんとか経済論」とか書かせて、一般人を丸め込んだわけです。
世界トップクラスの金持ちだった日本。金を流通させて白人達が金を元に紙幣を流通させようとした。その担保が金であり、「天皇の金塊」だったのですよ。その歴史を誰も教えないし、知らないんだ。

 

 

━━━━ 先生の根底にある真の歴史観ですね

 

そしてこの国の近代、外国の連中を活用して金を上手く流通させたのが長州の連中だった。維新とかやっているわけですよ。

彼らは本気でこの国を良くしよう、変えようと燃えていたけど、むしろもっと燃えていたのは外国の連中で、虎視眈々と日本の金を使おうと狙っていたんだ。
こういう歴史を認識しないと、今やっていることなんて何をやっても意味がないんだよ。

綺麗事で今日まで皆走ってきたけど、何のことはない、ベースは金なんだよ。
それを理解してくれないとね。

 

(次回、其の参へ続く)

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