デンマークで「血まみれの脳みそ」状態の不気味な物体が木の根元にこびりついているのが発見され、画像を見た専門家たちが頭をひねらせている。
発見したのはデンマーク・プラエストに住むMette Knosgaardさん。飼い犬の散歩中に木の脇に不可思議なものが育っているのを見つけた。
脳みそのようなこの物体は苔の生えた木の根元にあり、血のように赤い液体が染み出している。画像がデンマークの真菌学のサイトでシェアされていらい、この物体の正体について真菌学者の間で議論が交わされている。
発見したKnosgaardさんは、「私が住んでいる小さな町で犬の散歩をしていていたら、脳みそのような物体に遭遇したんです。とても驚きました。こんなものは今まで見た事がありません。木の一部なのかと思いました。」
「とても野生的に見えたので写真を撮りネットにアップし、これがキノコなのか聞いてみたのです。」
「多くの人が興味を持ちましたが、誰もこのようなキノコは見た事がないようでした。」
一部では奇形の「ヒドネルム・ペッキー」別名「出血する歯」(通常は白い傘からの至るところから赤い液体が排出される、少々グロテスクなキノコ)ではないかともいわれている。
または、奇形のカンゾウタケ(欧米では広く食用にされ、「牛の舌」「貧者のステーキ」などとも呼ばれるキノコ)で、同じ木のどこかに通常の形状をしたものが生えているのではないかとも考えられている。
「残念ながら私はキノコには詳しくないので特定することはできません。」とKnosgaardさんは話す。
「ですが他の写真を見ると、明らかにカンゾウタケだと思われるキノコも写っています。」
ヒドネルム・ペッキーは毒キノコではないが非食用で、木との共生関係を形成し、固定炭素の代わりに土壌からミネラルを木に与える役割があるという。
カンゾウタケは食用で、若干酸味のある味があるそうだ。
また切ると赤い血のような液体が滲み出るとも言われている。正に肉のようだ。
結局のところ今回のキノコの正体はわかっていないが、もしこれがカンゾウタケだったとしても、ちょっと見た目的に食べたくはない。。。。