ここ数年、日本は大寒波や沖縄に初雪など、とにかく寒い話題が続いています。しかし、やはり世界は広いもので日本の「寒い」という常識を覆す、世界の「寒い」をご紹介したいと思います。
・オイミャコン
香辛料みたいな名前ですが、ロシア・サハ共和国、北東のオイミャコン地区のインディギルカ川の約2km西、北極圏のわずかに南に位置する、人口500人ほどが暮らす村です。さらに調べた情報によれば、驚くべくことに、1年のうち、半分以上が冬だそうです。つまり、ここは冬マニア垂涎の村なのです。
そもそもオイミャコンは1月に、平均気温がマイナス50度を叩き出す、クレイジーな村です。間違えないでください、最低気温ではなく、平均気温です。
平均気温がマイナス50度ということは、ほぼ毎日が1日を通してマイナス50度なのです。
また、色々と議論はありますが、1926年1月には、マイナス71.2度を記録したそうです。地球ってそこまで冷えることが出来るのかと思いますよね。この気温はギネス記録として残っています。
ここまで寒いと、水もすぐに凍ってしまうのでは、と思うかもしれませんが、オイミャコンは温泉が沸いているため、川が凍らずに済むそうです。
ちなみに、以下がオイミャコンあるあるだそうです。
・魚は釣った瞬間に凍る
・洗濯物を外に干した瞬間に乾く、というよりも凍る
・凍結防止のため車のエンジンは切らない
・インクが凍ってペンが書けない
・帰宅時、玄関のドアノブと手がくっ付く
・ウィルスが生きられないので感染症のリスクがほとんどない
・夏の期間は短いが暑い(平均30度超え)
極寒の地は、私たちの常識を越えた出来事だらけなのです。
また、オイミャコンから話題は逸れてしまいますが、氷点下の世界では、いったいどんなことができるのか、少しまとめてみました。
・氷点下15度
シャボン玉が割れる。
割れるといっても、貴様らが想像しているような割れ方ではございません。
ガラス細工のように、パリンと割れるのです。百聞は一見にしかず、まずは動画をチェック。特に3:56は必見。
・氷点下30度
熱湯が凍る。
カップにお湯を注ぎ、右アッパーを繰り出す容量で、一気にぶちまけると…。
・氷点下38度
部屋に寒気。
ぽかぽかの部屋の窓を開けたらどうなるのかという実験なのか、ただのお馬鹿なノリなのかは分かりませんが、とにかく寒そうです。
・マグマ
マグマです。寒い動画が続いたので、暖まりましょう。
ちなみに、オイミャコンとは、ロシアで使われているエヴァン語で「凍らない水」という意味で、永久凍土なのにもかかわらず、天然の温泉が湧いていることに由来しているようです。
とにかく寒いオイミャコンですが、その他にも冬場は日照時間が3時間だったりなど、色々と特徴があります。
いかがでしょうか。住みたくなる人、住みたくない人、極端に意見が分かれる場所だとは思いますが、お金と時間と行動力に余裕があった場合は、一度くらい行ってみてもいいかもしれませんね。
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