カナダ・ケベック州の森で、地面がまるで大きく呼吸をするように起伏する驚きの動画が入ってきた。
ダニエル・ホーランド氏により撮影されたその動画は、ホーランド氏がTwitterに載せた途端一気に拡散、視聴者の1人トニーという人物がThe Weather Networkに持ち込んだようだ。
「ケベックの森の地面がまるで呼吸をしているみたいだ」
とホーランド氏は書いている。
苔に覆われたその地面は、奇妙なまでに大きく起伏を繰り返し、まるで森自身が息を吸ったり吐いたりしているようにも見える。
もちろん、実際は呼吸をしているわけではなく、実はありふれた自然現象の一つのようだ。
「暴風雨の際、地面に水が浸み込むと、強い風が樹冠に吹き付ける度に木の根と地中の土の結合を緩めるのです。」
とアーボリスト(傷ついた樹木を治療する専門家)のMark Vanderwouw氏はThe Weather Networkに対し説明する。
「風が木を倒そうとするその力が根っこまで伝わると、地面が持ち上がるのです。もし強風がもっと長い時間吹いていたら、そのうち多くの根っこが割れ始め、一部倒木していたでしょう。」
なるほど。普通にある自然現象らしい・・・とはいえ神秘的であることは間違いない。