イギリス上院AI委員会で、IBMのイノベーター、ジョン・マクナマラ氏により驚くべき内容が提言された。近い将来、人間は極小の人口知能マシンを体内に注入され、それが身体の異常を修復し、さらには外界(家の家電など)を思考だけで制御するようになるというSF映画のような話が実現するかもしれない。
マクナマラ氏によれば、早ければ20年以内に実現可能となるこのミクロ技術により、極小マシンが体内に注入され、中から骨・筋肉を修復するだけでなく、癌細胞などの異常細胞を発見し消失させることも可能になるという。
また、我々の脳を最先端のコンピューター技術で拡張し、家電などを思考だけでコントロールすることも可能になるという。
更にマクナマラ氏は、科学者たちが人間とマシンを融合させ、サイボーグを生み出すことも可能だというのだ。まさにSFである。
「我々はAI極小マシンが体内に注入されるようになる未来を見ることになるでしょう。」(同氏)
「それにより、人間は大きな医学的メリットを得ることになります。ダメージを受けた細胞、筋肉、骨の修復はもちろん、もしかしたら増強することも可能かもしれません。」
「さらには、現在既に研究されている技術を利用して生物学と科学技術を融合し、人間の認知能力を直接的に高めたり、膨大な量のコンピューティングパワーを利用して思考力の増強を図ることもできます。」
「我々の体内や周辺機器に埋め込まれたこの技術を使って、我々は周辺環境を思考と身振りだけで制御し始めるでしょう。」
マクナマラ氏の主張は、人間がいつか機械と融合してエリートサイボーグ種のような存在が出現し始めるという専門家たちの予測に基づいている。
ニューヨーク市・コロンビア大学の理論物理学者であるブライアン・グリーン教授は今年初め、科学技術が宇宙の謎を解く鍵になると語った。
以前『’数世紀以内’にロボットが人間を一掃するとイギリスの著名天文学者が警告!』で、ロボット生命はとてつもない速さで発達しており、宇宙人はそれと似たロボット生命のような形を持つかもしれないという記事を紹介したが、もしかしたら20年以内に実現可能だという今回の極小AIマシンの体内注入はその始まりとなるのだろうか・・・。
【ソース:Daily Express】