アラスカ地震発生から24時間の間に、環太平洋火山帯を中心に地震、火山、および津波の脅威が地球を襲っている。
余震に次ぐ余震で、更なる最悪の事態が待ち構えているのではないかと人々は恐怖に怯ている。地震から数時間のうちに、地震はアラスカ、パプアニューギニア、メキシコ、インドネシア、ハワイ、チリに恐怖をもたらした上、日本では草津白根山が噴火した。
これら全てが、「リング・オブ・ファイア」、つまり環太平洋火山帯の上で起きている。環太平洋火山帯は、地層の奥深くで太平洋プレートを中心とする太平洋の海洋プレートが、その周辺の大陸プレートや海洋プレートと上手い具合に繋がって形成されている。まるで、大陸の下を支える敷石かのように。
これらプレートはあまりに巨大なため、ほんの僅かなズレが巨大地震や火山活動、津波に繋がってしまう。
今回アラスカで起きたM8.2の巨大地震はアメリカ西海岸、ハワイ、カナダ、そしてもちろんアラスカを壊滅させるだけの津波の恐れがあった。
環太平洋火山帯は世界で最も大きく、最も活発な活断層でもある。端はニュージーランドからアジア東海岸、カナダ、アメリカ、南米の先端部分まで伸びており、日本にも一部掛かっている。そして今回の一連の地震により、世界中の人々はもっと壊滅的な災害が目前に迫っているのではないかと恐れているのだ。
FacebookやTwitterでも「フィリピンマヨン山の噴火に続いてアラスカ大地震。環太平洋火山帯に火が点いたわね。アメリカ西海岸にも津波警報が出ている。安全に!」
「環太平洋火山帯で一体何が今起きているのか誰か説明してくれ。インドネシア、アラスカ、日本、フィリピン・・・全くなんなんだ」
「インドネシアで今朝地震があったと思ったら、たった今アラスカでM8.2。更なる地震と余震に警戒して。特に環太平洋火山帯の上に住んでいる人はね。」
などという書き込みが増えており、いかに世界中の人がこの一連の災害に対し不安を感じているかが分かる。
いつ何が起きるか分からない今、再度災害が起きた時の対処方法を確認してみてはいかがだろうか。
【ソース:Daily Express】