ケプラー宇宙望遠鏡、新たに20個の地球に似たハビタブル惑星を発見

ケプラー宇宙望遠鏡、新たに20個の地球に似たハビタブル惑星を発見

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宇宙には、我々が想像より遥かに多くのハビタブル惑星が存在するのかもしれない。ケプラー宇宙望遠鏡の観測と分析により、新たに20個の、生命が存在し、エイリアン世界が広がる可能性のある惑星を発見した。

 

更新された惑星リストには、我々の太陽のような星を周回する惑星も複数含まれている。
いくつかは地球同様比較的長い軌道を持つが、その他はもっと短く、地球の時間軸で言うとたった数ヶ月、もしくは数週間という軌道を持つ惑星もある。

 

ケプラーチームのジェフ・コフリン氏は、「地球時間で言うところの395日と、地球よりも1年が少し長い太陽系外惑星が最も有力候補です。」と語る。

 

このKOI-7923.01と呼ばれる惑星は、地球の97%のサイズで、平均気温は地球より若干低い。我々の太陽のような星との距離や、その星の温度が太陽ほど高くないことに由来する。とはいえ、生命にとって不可欠な液体の水が地表に存在することを妨げるほどの気温ではない。

 

「もし宇宙船を送る惑星を一つ選ばなければいけないとしたら、選択肢として悪くないと思います。」とコフリン氏はNew Scientistに語った。

 

つまり、KOI-7923.01は地球の温帯地域より、ツンドラ地域に似た地形を持っているということだ。だがそれでも地表に液体の水を保持できるほど十分暖かく大きな惑星だとNew Scientistは伝えている。

 

天文学者らはケプラー宇宙望遠鏡が発見したものを自動的に分析できるRobovetterというツールを使用し、新たに発見された惑星を分類している。
分類カタログの中には、8054個の星があり、内4034個は周回軌道の長さが0.25から632日の惑星候補、これらの候補のうち219個は新たに追加されたもの、そして10個は非常に高い確率で生命存在が可能はハビタブルゾーンに位置するハビタブル惑星候補である。

 

100%その確信を持つためには、研究者たちが上記のハビタブル候補惑星について更なるフォローアップ調査を行う必要がある。

 

今年初めにケプラー宇宙望遠鏡は219個の太陽系外惑星を発見し、内10個がハビタブル惑星として非常に有力であるとNASAが発表した。他にも30個以上の地球サイズの惑星がいわゆる「ゴルディロックス・ゾーン」と呼ばれるハビタブルゾーンに位置するという。

 

新たに発表された分類はケプラー宇宙望遠鏡の白鳥座に関する最終調査と、最初の4年間のデータ結果を反映している。

 

現在、天文学者らによって発見された4034個の候補惑星のうち、2335個が検証済である。
これらの結果が今後地球外生命体探査の指針として役立つと証明されるかもしれず、この惑星リストが遠く離れた世界について、最も完全で信頼できるデータを提供してくれると科学者たちは考えている。

 

「今回発表された新たな調査結果は、様々なタイプの惑星と銀河を理解する手助けとなり、惑星がどのように形成されるのかについて我々の知識を向上させるきっかけとなる。」とNASA科学ミッション理事会・天文物理学科のケプラープログラム科学者マリオ・ペレズ氏はカンファレンスで語った。

 

次々と新たな発見があるハビタブル惑星。
地球外生命体が発見されるのもそう遠くない未来なのかもしれない。

 

【ソース:ancient-code

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