我が子が自転車の練習をする風景を撮影する母。どこにでもあるごく普通の家族の思い出ビデオ。しかし、それがまさかの恐怖動画になるとは誰も思わないだろう・・・。
そんな不幸に見舞われたのがルイーズ・レントンさん。イギリス・デヴォン州ペイントンにあるオールドウェイ・マンションと呼ばれる建物の一般公開された駐車場で6月12日、5歳の息子が自転車の練習をしているところを撮影していた。
このオールドウェイ・マンションとは、シンガー・ミシン社の創業者であるアイザック・シンガーの個人宅として19世紀に建てられた豪邸だ。
動画を見ると、17秒辺りのところで少年が建物の玄関前あたりに自転車で向かっているのが見える。その直後だ。2階の窓から少年をじっと見つめるような女性の姿を映し出したのだ。
見た感じ時代遅れな衣装に白いシャツを着ているように見える。
「帰宅して夜ベッドで動画を見返すまで気付きませんでした」とルイーズさんは語る。ご主人もそれが何か皆目見当も付かないといった様子だったそうだ。
「撮影している時には夢中だったせいか全く気付きませんでした。スクショしたものを拡大してみると、髪をアップにして手首にカフスかなにかを付けた女性のように見えました。」
ルイーズさんはその正体を確認するため、建物を管理するトーベイ地方議会に問い合わせてみた。しかし、その日その時間帯には警備員しかいなかったという。
しかしどう見てもこの人物は警備員の姿には見えない。
ネット上に拡散された動画を見たツイッターユーザーたちは、この人物を非業の死を遂げたダンサー、イサドラ・ダンカンではないかと推測している。イサドラは1927年にシルクのスカーフがオープンカーのハンドルに引っ掛かり、首の骨を折り亡くなっている。
彼女は大富豪パリス・シンガー(オールドウェイ・マンションを建てたアイザック・シンガーの息子)と男女関係にあったと噂されている。
果たして、この窓から少年をじっと見つめていた女性の霊らしきものは、イサドラ・ダンカンの霊なのか、それともただの警備員なのか・・・?
真相は闇の中である。