【By: rice cat:フィリピン】
私は子供の頃から怖いお化けの話を聞くのが好きでした。そんな心霊現象への興味が私を超常現象に敏感にさせたのかもしれません・・・。
あれは私の従妹がアメリカから一時帰国して2週間私の家に泊まっていた時のことです。彼女は3階にあるゲストルームを使うことになりました。そこは私が部屋として3年程使っていた部屋なのですが、私の存在が気に入らないらしい何かに気付いて以来、私は別の部屋を使っていました。考えてみてください。夜は眠れない、寝ていると誰かに見られている気がする、廊下で声がする、物が動く、椅子が引きずられる等々様々な怪奇現象が起きるんですよ?他にも色々ありましたが、話を進めましょう。
その3階の部屋は少し大きいのですが、普段は窓とベランダが開いているので明るいんです。でも夕暮れ以降は部屋の雰囲気が徐々に変わってきます・・・
従妹が泊まった晩、従妹は夕食後シンガポールに住む友達とチャットをするからと言って、部屋に戻りました。私は彼女にチャットをするならちゃんと電気を点けるようにいいました。というのも父が忙しくて3階の電球を全て交換できていなかったため、ちょっと薄暗いところもあったからです。
「大丈夫。暗いのは階段の辺りだけでしょ?」
彼女はそういって部屋に行きました。
その後、何があったのかは分かりません。特に部屋を確認もしませんでしたし、ゆっくりチャットを楽しませてあげたかったので。
そして翌朝11時頃、起きてきた従妹は前の晩に起きた出来事を話し始めたのです。
「ねぇ、あの部屋前はあなたの部屋だったよね?」
「そうよ、なんで?」
「いや、別に・・・ただね。部屋は3階なわけだから、近所の人影が映り込むなんてあり得ないよね・・・?」
「そもそもそれぞれの家は結構離れているのよ?なんで?何があったの?」
と私は聞きました。すると・・・
「友達がね、チャット中に私が誰かと一緒にいるのかって聞いてきたの。一人だよって言ったんだけど・・・おばあさんがずっと友達のことを見てたって・・・てっきり私のおばあちゃんだと思ったって言うの。」
「怖いからどんな人かなんて聞きたくなかったんだけど、友達がそのおばあさんは凄く髪が長くて、私の頭を撫でながらにこにこ笑っていたんだって。友達が冗談言っていただけなのかもしれないけど、それ聞いたら全身鳥肌立っちゃって!」
私はその元私の部屋で起きた気味の悪い話を聞いて、彼女に私が部屋で経験したことを話したくなるのをこらえました。だって話したら彼女が私の今の部屋で寝ることになりそうでしたから。
まぁ少なくとも、これで3階の部屋にはやっぱり誰かが居るんだと確信しました。
【ソースːYour Ghost Stories】
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