【By: Sharpxeyes】
これは2013年頃、私がまだ無邪気で遊び盛りの小学6年生の時の出来事です。
私は学校の音楽の授業が好きで、特にリコーダーを吹いて遊ぶのが好きでした。
ある晩、夜の10時頃だったでしょうか。まだリコーダーを吹いて遊んでいた私を母がもう遅いからやめなさいと注意しました。注意されたもののあまり気にしていなかった私は、そのまま「キラキラ星」のメロディを楽しく吹き続けていました。しばらくして、疲れてきたのでリコーダーを自分の部屋の机に置いて2階に上がりました。
2階では父と叔母がテレビを観ていました。すると突然、誰かがリコーダーを吹いているのが聞こえてきたのです。それも私が数分前に吹いていた「キラキラ星」と全く同じリズムで・・・。私は思わず父にもそのリコーダーの音が聞こえるか聞くと、聞こえると答え、私の弟がふざけて遊んでいるんだと思っていたようでした。そこで1階に降りて弟がリコーダーで遊んでいるのか確認しにいくと、驚いたことに弟は母と一緒にぐっすり寝ていました。怖くなった私は急いで2階に駆け上がりました。
それから10分か20分くらいほど経った頃でしょうか。誰かが階段からゆっくりと静かな声で私の名前を呼ぶのが聞こえました。「ベ―――――ア―――」
あまりの恐怖に父に抱き着くと父は私に中国人は夜中に楽器を演奏すると目に見えない人達をかえって呼び寄せると信じているくらいだから、今後はやめるように私を諭しました。
翌日、母にも何が起きたのか話しました。母は毎晩寝る前に聖書を読み、夕方6時以降はリコーダーを吹くのは禁止となりました。いい教訓になりました・・・。