ウィキリークスの創始者であるジュリアン・アサンジが、超パワフルAIの誕生はすぐそこまで来て、人類は近い将来脳をデジタル化することで不死を得ることになると主張している。
ロンドンのメルトダウン・フェスティバルで、ジュリアン・アサンジは、シリコンバレー(米サンフランシスコ郊外の高度なエレクトロニクス産業が集中している地域)により超パワフルAIの誕生が近いと語った。そして、近い将来人々は自分たちの脳をパソコンにアップロードし、本質的には不死の状態を得るという。
45歳の彼はフェスティバルの参加者にエクアドル大使館からビデオ映像を通して語りかけた:「シリコンバレーの内部情報から、彼ら(シリコンバレー内の企業)はとてもパワフルなAIを開発できると純粋に信じていて、近い将来人々は脳をデジタル化し、AIにアップロードし、永遠にシミュレーションの中で生きる、つまり一応の概念としては永遠の命を得られると考えています。」
アサンジ氏は、人々が文字通り永遠を手にするならば、「緊急性」のある問題はなくなり、それはすなわち生産性の欠如に繋がる可能性もあると付け加えた。
「無神論者のための宗教のようなものです。」(同氏)
「そしてあなたがシミュレーションの中にいるなら、あなたの周りに終わりのない麻薬と性交パーティをプログラミングしてみてはいかがですか。」
アサンジ氏は更に続ける:「この馬鹿げた疑似宗教的なモデルが極楽の境地へと導いてくれるでしょう。」
これらの主張をしているのはアサンジ氏が初めてではない。
ロシア大富豪ドミトリー・イツコフ氏は30年以内に脳の情報をコンピューターにアップロードすることで人間が永遠に生きられるようにすることを可能にすると語っている。この35歳のロシア人は、科学者に脳のマッピングを可能にするプログラムを作らせることにより、不死を実現化させようとする組織「2045イニシアティブ」の創設者である。
その脳の情報はコンピューターにアップロードされ、それがロボットの機体やホログラムに移植されるというのだ。
イツコフ氏はBBCドキュメンタリー番組’The Immortalist’で、「30年以内に、私は我々全員が確実に永遠に生きられるようにします」と語った。
「私は、100%それが可能だと確信しています。そうでなければ開発に着手していません。」
【ソース:Daily Express】