【毒】
毒とは、生命活動に芳しくない影響を与える物質の総称で、大まかには毒性と呼ばれ、毒性があるもの(物体・生物問わず)は有毒と表現される。
なお、毒を専門に扱う学問としては毒性学がある。
-Wikipediaより-
つまり、毒は生命を脅かすものに対して使われる言葉ということなのです。
人間は毒を持ってはいませんが、よく「あの人は毒を吐く」なんて使い方をしますが、あくまで表現のひとつですね。
世の中には毒を持った植物や生き物などが多く存在します。コブラとか。
ヘビでいうとコブラなんかが良い例ですね。あとはキングコブラも毒を持っています。
他にはコブラが毒を持っていることで有名ですが、世の中には毒を持っていないようで、実は持っている植物や生き物などがいますので、今回はそちらを紹介していきたいと思います。
・うなぎ
毎年、価格が高騰しているうなぎですが、実は毒を持っているのです。
「そんな! あんなに美味しいのに!」と絶望して手首を切りたくなる気持ちは分かりますが、いったいどこに毒があるのでしょうか?
正解は「血」です。うなぎの血には、熱に弱いイクシオトキシンというタンパク質性の毒素が含まれていて、体内に取り込んでしまうと、下痢や吐き気などの中毒症状を引き起こしてしまいます。
さらに、傷口に入ると炎症し、さらには大量に摂取すると、死に至ってしまう可能性もあるそうです。
毒を持った血のせいで、うなぎは蒲焼きが主流になったと言われています。
・じゃがいも
フライドポテトやじゃがバターなど、野菜なのにバターや塩などと組んで、肥満体を量産させている悪いやつです。でも美味しいから憎めないやつです。
嫌いな人なんてほとんどいないと言われているじゃがいもですが、では、いったいそのどこに毒があるのかというと、それは「芽と緑色になった部分」にあります。
緑色とは、光に当たって変色してしまった表面部分をいいます。この2つには、天然毒素の「ソラニン」や「チャコニン」が多く含まれているそうです。
体内に取り入れてしまった場合は、吐き気や下痢、おう吐、腹痛、頭痛、めまいなどの症状が出ることがあるみたいですので、気をつけましょう。
・なす
ショウガと醤油で炒めたり、お浸しにしたりと、美味しい野菜の代表格でもある、なす。
しかし、なすは実の部分以外には毒性が備わっているのです。その毒性は思った以上に強く、根を通して周辺の作物にも影響を与えてしまうほどだとか。
その毒の正体は「ソラニン」という有毒成分で、上記のじゃがいもなどのナス科の植物に含まれています。
じゃがいもってナスの仲間だったんですよ。
・あじさい
6月の梅雨の時期など、道ばたに咲くあじさいは、メランコリックな気持ちになりつつも、何とも言えない美しさがあります。
綺麗なあじさいですが、つぼみや葉に「アルカロイド」という成分が含まれていて、これが体内に入った場合、胃の中の消化酵素と反応して、シアン、つまり青酸が生成されてしまうのです。
結果としてはけいれんや嘔吐、歩行困難、さらには昏睡などが引き起こされてしまいます。
あじさいの毒を回避する方法はただひとつ。とても難しいことなのですが、葉っぱを食べないようにしましょう。
食べたい気持ちは分かります。誘惑との戦いになりますが、そこはどうか我慢して、健康な毎日を送ろうではありませんか。
いかがでしたでしょうか。
今回は4つご紹介しましたが、次回も毒を持つ色々なものをお伝えしていきたいと思います。
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