雨と共に空から魚が降ってくるという現象は世界各地で聞く。しかし中国・青島で最近起た集中豪雨では、雨以外にもゴルフボールサイズの雹、タコ、エビ、ヒトデ・・・え?
そう、なんと空から海産物がバラバラ降ってきたのだ!!
中国のSNSにアップされた画像にはまるで海から内陸に吹っ飛んできたようなタコやヒトデが窓にべったり張り付いた様子が映し出されている。ツイッターでは「シーフードの雨」と称されているようだ。
当時風は風速125km/hにまで達しており、一説では周辺の屋台から飛ばされてきた海産物では?との噂もあった。しかし、海産物は海から吸い上げられ、内陸まで運ばれたというのが有力だ。あり得ない話に聞こえるが、それは物理的に可能だ。
米国議会図書館の記事では次のように説明している。「竜巻と同様、発達した海上トルネードは漏斗状の回転する上昇気流と、低気圧の中心渦で構成されている。この中心にある渦は、真空空間のように周囲の空気、水、小さな物体を「吸い上げる」ほど強力。吸い上げられた物はトルネードがエネルギーを失い始めると、雨として地上に戻る」
このような海洋生物が地上に降ってくるという珍現象は過去2年の間にメキシコ、アメリカ、スリランカ、イランなどで計4回起きている。
空から雨と共にタコやエビが降ってきたら・・・ちょっと楽しいかもしれないと考えてしまった筆者であった。