地上での命が尽きた時、善人と悪人がそれぞれどこに行くのかという「叡智」を得たとして、臨死体験をしたある男性がアメリカ最大のソーシャルニュースサイトRedditに投稿したことが大きな話題を呼んでいる
‘aLongLastingLimp’というハンドルネームを名乗るこの男性は、溺れてライフガードに救出されるまでのほんの一瞬、死を体験し、それは永遠にも思えるほど長く感じたという。
「あの世を旅した」と主張するこの男性は、こう語る:「この体験の中で、善人がどこに行き、悪人がどこに送られるのかを知りました。」
「自分が死ぬと、自分の周りに無数にある光のトンネルの中を移動しているか、恐怖と暗闇しかない、無の空間にいるかのどちらかを体験するので、自分が死んだことがわかります。」
「トンネルに関していえば、実際はトンネルというよりも、外から見ると宙でゆっくり波打つように動く光るコードのように見え、その中を流れるように動く光は全て善人の魂で、皆よりよい場所に向かうため同じ方向に進んでいます。」(同氏)
しかし、男性は同時に悪人が死亡すると送られる「暗い場所」も見せられたという。
「悪人の魂が送られるその場所には光がなく、自分が地獄に送られたことを悟ります。そして未来永劫そこにいることになるのです。」(同氏)
「自分がいかに悪い人間かという思考以外、全ての思考も奪われます。星も、光も、思考もない、何も見えない「無」の地獄のような暗闇の中で人は恐怖に麻痺していくのです。」(同)
「ここに来るような目にはあいたくありませんね。」(同)
コメントを残したユーザーの中には若い頃に臨死体験を何度かしている人もいるようで、今回男性が語る場所に意識が繋がったことがあるそうだ。
今回のaLongLastingLimp氏の投稿には読者から様々な反応が返ってきている。善人が送られる平和で穏やかな場所が美しい場所に感じる人、希望を抱いたという人、逆に恐怖を感じたという人。
ある人は「僕はゲイだから、死後地獄行きなんじゃないかってたまに怖くなるんだ。良い人間でいて、周りの人達を助けるよう努力するよ。」
またある人は「愛と、永遠の孤独からしか選べないなんてフェアじゃないね」とコメントした。
これが本当の死後の世界かどうかはもちろん死んでみないことには分からないが、少なくとも無の暗闇に送られないよう命を全うしたいものである。
【ソース:Daily Express】