メキシコの研究者たちがメキシコ・オナバス近郊の「古代墓地」発掘中に予期せぬものを発見した。
発掘中に発見された25体の頭蓋骨中、13体がまるで宇宙人のような形状をしており、「普通の人間」とは思えない特徴を持っていたのだ。
メキシコ北部で見つかったこの古代墓地遺跡からは、25体の遺骨が発掘されており、うち17体はなんと、特に病の兆候が見られない子供の遺骨だった。だがさらに奇妙なのは、細く引き伸ばされ宇宙人のような形状をした13体の頭蓋骨のうち、5体は意図的に歯が削られていたのだ。専門家たちは何故、そしてどのようにしてこれら頭蓋骨が宇宙人のような奇妙な形状に変形されたのかよく分からないという。
「頭蓋変形は世界中の異なる文明で儀式的に、または社会的地位の区別のために行われてきました。」と研究者でアリゾナ州立大学考古学者でもあるクリスティーナ・ガルシア・モレノ教授は語る。
「しかし、なぜ今回発見された頭蓋骨が変形しているのかは我々にも謎です。」
謎のパラカス頭蓋骨と何か関係があるのだろうか。
パラカス頭蓋骨の専門家、ブライエン・フォースター氏が科学者にも未知の種だと言われる謎めいたパラカス頭蓋骨について語った。
フォースター氏が言うには、パラカス頭蓋骨は通常の人間の頭蓋骨と比較してその体積が25%大きいらしい。「頭蓋変形」で体積を大きくすることは不可能だ。
それだけでなく、パラカス頭蓋骨は通常の人間の頭蓋骨と比べ60%重いという。さらに、パラカス頭蓋骨後部には、頭頂板の頭蓋接合部と垂直の位置に2つの小さな穴があるという。
通常人間の頭蓋骨には3つの基本的な骨板がある。額上部までの前頭骨と2つの側頭骨である。この2つの側頭骨が前頭骨と結合して、その結合部は「T」の形をしているのだ。ところが、パラカス頭蓋骨にはそれら頭蓋骨を形成する骨が1つしかないのだ!
研究によれば、これら長頭の頭蓋骨は、長期間に渡る頭への圧迫により変形したものと考えられているが、体積が25%大きく、重さも通常の頭蓋骨より60%重いのは一体何故なのだろうか。
今回メキシコで発見された13体の頭蓋骨を含め、パラカス頭蓋骨にしても我々が目にしているものは宇宙人’ぽく’見えるものの、宇宙人の頭蓋骨ではないという。
「頭蓋変形の画像を見た人達は、これら長頭の人達は宇宙人だったんじゃないかと考える人が多いようです。」とモレノ教授は言う。
「もちろん冗談として言っている人もいるでしょうが、面白いのは、一部の人達は本気でそうだと考えていることです。我々が調査しているのは明らかに人間の遺骨です。宇宙人ではありません。」と最後にモレノ教授は結んだ。
宇宙人ではないにしても、頭蓋骨の構造まで変えてしまうほどの頭蓋変形は十分過ぎるほど奇怪で不思議なものだ・・・。
【ソース:ancient-code】