先週日曜日(10日)未明、アメリカ上空を飛ぶミサイルかロケットのような謎の飛行物体がワシントン州の気象モニターに映り込んだ。公式Facebookには担当者が「夜間モニターが、ハッキリと大型ミサイルのようなものがウィドビー島から発射された様子を捉えた」と発信。その直後、ワシントン州ウィドビー島にある海軍航空基地には何らかのミサイル発射訓練を実施したのかという複数の問い合わせが入った。
しかし、海軍航空基地のスポークスマンは、その週末にはいかなる軍事訓練も行われていないとこれを否定し、「これには多くの憶測がありますが、少なくともミサイルの発射ではありません。」と説明。さらに、ウィドビー島海軍航空基地にはそもそもミサイル発射の設備が無いと付け加えた。
ワシントン大学大気科学教員のクリフ・マス教授は、それでもこの物体は実際、ミサイルに見えると言及、
「やはり上昇中のミサイルに見えます。誰かこの物体に関する見識があれば興味があります。」
「隕石にも見えないですし、そもそも隕石の落下であればネット上で情報が見つかるはずです。
「当時その地域に落雷があったという情報もありません。」
「ウィドビー島海軍航空基地からロケットが発射されたなどという話も今まで聞いたことがありません」
片や、マンチェスター大学大気科学センターのグラント・アレン博士はこれを長時間露光で撮影された旅客機の画像ではないかと推測しているようだ。博士によれば、雲にも長時間露光の際の典型的な不鮮明さがあるというのだ。
果たしてこの未確認飛行物体は何なのだろうか。長時間露光なのだとしたら、気象モニターを確認した担当者がすぐに気づきそうなものだが・・・。
やはり宇宙人のUFOなのだろうか。