元カナダ防衛大臣という非常に高い地位にいたポール・ヘリヤー氏が、世界で最も大きな陰謀論として有名なイルミナティは実在し、裏で世界を操っていると主張し大きな話題を呼んでいる。
ご存知の通り、イルミナティとは秘密裏に集結した世界エリートの集団で、各国政府を裏で操り、「新世界秩序(New World Order)」を導入しようとしている秘密結社である。
主要メンバーはハリウッドや各国政治家やビジネスリーダーで、中には真のリーダーは地球外生命体のレプティリアン種ではないかと噂する者もいる。
イルミナティに関する噂は、単純に「新世界秩序」を達成しようとしているというものから、実は悪魔崇拝のカルト集団で、世界に悪魔を呼び戻そうとしているという信じ難いものまである。
しかし、現在までに、インターネットの普及で爆発的に増えた陰謀論者たちの主張以外、イルミナティが実在するという証拠はない。
ところが、1960年代にカナダ防衛大臣を務めたヘリヤー氏は、そもそもイルミナティは実在する本当の集団で、とても力がある存在だと主張する。
ヘリヤー氏曰く、堕落した影の権力者たちは気候変動を止めることよりも、不要な戦争に投資し利益を得ることばかりに目が眩んでいるという。
ヘリヤ―氏が言うには、気候変動を逆行させる技術は既に開発されているが、化石燃料業界で大きな利益を得ている主要メンバーはその利益を得続ける為に、新技術を隠蔽しているというのだ。
「バカな秘密結社が実際には世界を操り、そしてこの技術を彼らが石油から得られる収益を吸い尽くすまで隠し通すつもりなのです。」とヘリヤー氏は言う。
「そしてそれは数百人・数千人の人々が団結して彼らに『さぁ白状しろ。何が起きているのか正直に全て話すんだ。そして優先事項を戦争で儲けることではなく、後世の為に世界を救うことに変える時だ』と声を上げない限り変わることはありません。」
ヘリヤー氏はイルミナティを秘密結社、または「隠された手」と後援会で説明する。
そんな元防衛大臣まで務めた人物が言うのだから、やはりイルミナティは実在するのだろうと思いたいところだが、ヘリヤー氏は複数の地球外生命体種が地球で秘密裏に生活していると信じており、世界のリーダーたちはそれを我々に隠していると本気で信じている人物だということも忘れてはならない。
実際、ヘリヤー氏は気候変動を逆行させることができる「無料のクリーンエネルギー資源」を開発したのは宇宙人だと主張している。
「アメリカは随分前から異星人と協力して、化石燃料からの脱却を可能にするクリーンエネルギーを開発していたはずなのです。しかしそれについて何も動きはありません。」
「結果、我々の実世界は良い状態にあるとは言えません。」(ヘリヤー氏)
「確実に彼ら地球外生命体は農業・医療・その他分野において我々より高度な技術を持っています。もしそうであるなら、より良い世界を作るために彼らと協力すればいいのです。」(同氏)
ヘリヤ―氏だけでなく、実は多くの人が「無料エネルギー資源隠蔽の陰謀論」や「地球外生命体が秘密裏に地球で生活している説」を支持している。
しかし、繰り返しネット上で噂になる以外、どちらも確実な証拠は存在しないのだ。だが逆に「クリーンエネルギーなど存在しない」「地球外生命体が地球にはいない」ことを証明する証拠もない。
イルミナティは実在するのか。地球外生命体と協力して開発したというクリーンエネルギー資源は存在するのか。真相は読者の判断にお任せしよう。
【ソース:Daily Express】