先日ハッカー集団アノニマスにより、NASAが近々地球外生命体実在の証拠について発表するという動画が拡散されたことに対し、なんとNASAが声明を発表した。
しかし、その公式発表は、ハッカー集団が主張したことが現実になることを望んでいた宇宙人探求家たちをガッカリさせるかもしれない。
NASAのリード・コミュニケーション・スペシャリスト、ローリー・カンティージョ氏は、Fox Newsで「NASAのケプラー探査機による宇宙探査の最近の調査結果には興奮しているが、発表間近の地球外生命体に関する内容はありません。」と語った。
「NASAは長年に渡り、地球以外の生命体を探し求めることに関心があります。」
「我々は、火星や太陽系外の海洋世界で過去および現在の生命の兆候を発見することを目指し、多くの科学的ミッションを推進しています。」
「まだ答えは出ていませんが、私たちだけがこの宇宙に存在する生命体なのかという根本的な疑問に答えるため、引き続き努力していきます。」
先日、アノニマスにより「NASAは宇宙人が地球に来ていると言っている!」と発表した。この動画は世界中の見出しを飾ったわけだが・・・なんと今になり、この動画がデマであり、そもそも本物のアノニマスによる動画ではないと言い出したのだ。
先日の動画はYouTubeチャンネルAnonymous Globalによって製作されたものだ。実はこのAnonymous Globalは、かのハッキングで有名は本物のハッカー集団アノニマスのYou Tubeアカウントに似せただけの偽物だったというのだ。
アノニマスは以前、集団の一員ではないのに、アノニマス集団の一員だと名乗る輩が大勢いると語っていた。
動画は、米科学宇宙技術委員会の最近の会議での主張に基づいたものだった。
そこでは、ミッション・ディレクターのトーマス・ズブッケン教授が「世界は歴史の中で最も重要で前例のない発見の瀬戸際にある」と語っていた。
しかし、彼が言っていたのはNASAが今後数十年の間に太陽系の中で単純な地球外生物の微生物を発見することを期待しているという意味だったというのだ。
果たして本当に今回のアノニマスの発表はデマだったのか、それともNASAが真実を隠しているのか・・・。
【ソース:Daily Express】