アメリカン航空のパイロットと、その前方を飛ぶフェニックス航空のリアジェット(ビジネスジェット)パイロットが先月アリゾナ州上空でUFOを目撃したことを明らかにした。
パイロットのブレナス・グリーン氏はアリゾナ州上空で先月UFOに遭遇した体験をこう語る。
「私は、そこに(UFOが)いると思いフロントガラスから外を見たのです。すると、案の定見えたのです。非常に眩しい飛行物体でしたが、全く見えないほどの明るさではありません。一体全体それが何なのかよく確認しようと思い見てみたのですが、どう見ても飛行機ではなかったのです!」
UFO目撃の一部始終
先月24日3:30pm頃、フェニックス航空リアジェットパイロットと航空管制官との間で以下のようなやり取りがあった。
パイロット:「30秒程前に、機体上空を誰か通過したか?」
管制官:「していない」
パイロット:「OK・・・何かが上空を通過したんだ」
その数分後、その飛行物体について懸念したニューメキシコ州アルバカーキ交通航空管制塔の管制官が後方を飛行中のダラス発サンディエゴ行きのアメリカン航空機と以下のやり取りを行った。
管制官:「アメリカン1095便、15マイル以内にもし機体上空を何かが通過したら知らせてくれ」
パイロット:「(驚いた様子で)我々の上空を?」
管制官:「前方を飛行中の航空機から何かが機体上空を通過したとの報告を受けたが、レーダーでは確認できなかった」
その45秒後・・・
パイロット:「あぁ、確かに今機体上空を何かが通過した。何と言うか・・・何かは分からないが、少なくとも我々の600m~900m上空を通過していった。」
その後管制官は実際何を見たのか詳しく説明を求めた。パイロットは機体は眩しく光を反射していて、600m~900m上空を期待とは逆方向に通過していったと説明し、管制官にGoogleバルーンだったのか確認したが、管制官はその可能性ほぼ無いと答えている。
FAA(アメリカ連邦航空局)でさえ、今回の件を奇妙な一件だったと考えているようだ。
「短いやり取りをしたその2機の航空機以外に、管制官側からはその地域に他の航空機の存在は(レーダー上)確認できなかったのです。」
FAAは、複数のエージェントと綿密な関係を保ちながら日々、空軍機や民間機、高高度気象観測気球に至るまでありとあらゆる航空機を安全に運行させている。ということは、もしその日気象観測気球や空軍機が飛行していたのならば把握していたはずだが、その日はどちらも飛行予定は無かったようだ。
結局それが何であったのか分からない。
もちろんこれだけで、宇宙人の証拠だとは言わないが、少なくともUFO話としては興味深い。そしてそこには深刻な面もある。今回の飛行物体が地球由来の物だとしたら、今回のような出来事は予期せぬ飛行物体が突如空域に現れることによる安全上の問題を提起することとなる。
昨年10月にはオレゴン州でも似たような飛行物体がパイロットによって目撃されている。
果たしてこれら未確認飛行物体は何なのだろうか・・・詳細はいまだ謎のままだ。
【ソース:Phoenix New Times】
【ソース:Daily Express】