ほとんどの人は、UFOは遠い遠い惑星から地球にやってきた地球外生物の乗り物だと信じているだろう。しかしモンタナ工科大学のある教授がUFOはもっと我々に近い、つまり未来から来ていると主張したことで注目を浴びている。
「UFO現象は、過去の人間の進化について研究するために時空を超えて過去に戻ってくる我々自身の遠い子孫かもしれない。」とマイケル・P・マスターズ教授は話す。
マスターズ教授は最新の著書「飛行物体の正体」の中で自身の仮説について述べている。
オハイオ州立大学人類学の博士号を持つマスターズ教授は、なぜ宇宙人と密な遭遇体験を語る人々が皆宇宙人を同じように描写するのか科学的に説明した。
「地球外生命体は必ずと言っていいほど二足歩行、直立歩行、5本指の手、左右対称の二つの目、鼻と口があり、また我々が使う言語を用いてコミュニケーションが取れると報告されています。」
マスターズ教授は自身の研究が境界科学(非主流科学)と見なされることを認識した上で、著書の中でその研究内容を擁護する。
「私は誰とでも喜んでこの内容について話します。この本はUFOコミュニティの誰かのためであるのと同じくらい、私の学術的な同僚たちのために書かれているのです。」
重要なのは、世のジャーナリスト宇宙人の存在を軽視してリトルグリーンメン(緑色の宇宙人)について軽快なコメントをする一方、実は米国国防総省はUFO現象の調査に2200万ドルを費やしているということだ。だからこそマスターズ教授は今こそ科学者たちがUFO研究に真剣に取り組むべきだと考えている。
「過去の不名誉を払拭し、これは科学であると擁護する必要がなくなるよう、新たな対話を始められることを願っています。なぜなら、これは非常に科学的な内容だからです。」と教授は話す。
教授は自身の著書について議論するため様々なラジオやテレビ番組に出演している。
我々が『宇宙人』だと思い込んできたものは果たして未来の子孫の姿なのか。真相はいまだ謎のままだ。