1990年代に、アメリカ政府が秘密裏にUFOを徹底調査しているとのニュースが流れて以来、人々の宇宙人地球来訪に関する興味は留まることを知らない。
しかし、実際に宇宙人が地球を訪れているのだとしたら、彼らは一体どこにいるのだろうか。そして、何故、我々と接触しようとしてこないのだろうか。
この疑問に対する答えとして、マサチューセッツ工科大学の天文学者ジョン・A・ボール博士は1970年代に「動物園説」という理論を提唱した。
ボール博士の理論はこうだ。高度に発達した宇宙人文明は、我々に干渉して彼らの存在を明らかにするよりも、単に我々の行動を観察していたいのだと。つまり、我々の惑星は言ってみれば「野生動物保護区」のようなもので、そっとしておくべき場所だというのだ。
「最初に言っておきますが、人類は宇宙で孤独な存在でもなければ、最も優れている存在でもありません。宇宙にはもっと高度な文明が存在しており、ある一定のレベルでこの銀河を支配しているのです。」
「次に、宇宙人は我々をある程度認識しています。しかし、彼らは我々人類に関心があるのでしょうか?我々は、この銀河の居住地域の中ではあまりにも取るに足らない存在なのかもしれません。」
「最後に、我々が宇宙人の存在に気付いていないのは、彼らが我々に気付かれたくない為にあえて隠れている。(この場合我々を気遣ってあえて存在を消しているという意味。そうでなければ隠れる必要がどこにあるのか。)または、我々が宇宙人の存在を知るにはまだ知的レベルが追い付いていないのかのどちらかだと考えられる。どちらにせよ、高度文明を持つ宇宙人にとって我々が彼らの存在に気付いているかどうかなど、どうでも良いことなのだろう。」
とボール博士は語っている。もし地球が本当に宇宙の「野生動物保護区」的存在であれば、先日お伝えした、2018年中に我々が深宇宙に送ろうとしているメッセージは、我々をそっと見守ろうとしている宇宙人からすれば「おいおい、勝手なことしてくれるなよ人間」というような行動かもしれない。
【ソース:UNEXPLAINED MYSTERIES】