自衛隊のヘリとニアミスした発光体
本連載の5回目「UFOと自衛隊ヘリのニアミス?その最新実例!」では筆者やOUR-J会員が撮影した実例を紹介した(写真①)。自衛隊所属と思われるヘリコプターとUFOが一緒に写っている写真やビデオは珍しい。2016年1月25日の夕方に筆者と妻が目撃した神奈川県丹沢山をバックにした自衛隊のヘリコプターと謎の発光体はデジタルビデオで撮影できたこともあり、発光体の出現から消えていく一連の流れを動画で確認できる。この発光体はヘリが近づくと急に消えたり、急に大きく光ったりを繰り返し、夕方に見える惑星などの光とは明らかに異なっていた。ビデオを再生して大画面で確認して分かったのだが、周囲と比較してみると発光体は全く移動をせずに明滅を繰り返している。そして目撃時はただの発光体だと思っていたが、明らかに何かの物体が光を放っているようで金平糖のようなゴツゴツした表面も確認できるのも興味深い。星ならばこのように映ることはない。
写真① 2016年1月25日夕方、神奈川県の丹沢山系をバックに自衛隊のヘリと謎の発光体が交差する様子を目撃し、また固定したデジタルビデオで撮影した。
ヘリや旅客機とUFOの同時目撃
筆者は写真①のほかにも同様の目撃をしてきた。1990年代のことである、九州の高速道路で旅客機の真後ろにぴったりと張り付いて等速度で移動する光を仕事の同僚と目撃した。また、その後も当時住んでいた神奈川県川崎市高津区で自衛隊のヘリの真後ろにくっつくようにして飛ぶ真っ黒い球形の物体を目撃した。この時はヘリがかなりの低空飛行で飛んでおり、音もうるさいほどの至近距離だったため、何かを見間違ったのではない。物体には突起物などはなく、真球に近いような黒いボールのようにも見えた。当時は「なぜヘリコプターのパイロットは気が付かないんだろう?」と思うほどに異常な光景だったことは今でも鮮明に覚えている。その他にも某自衛隊基地の真上に出現した白銀の物体も目撃したことがある。そして、いつも思うのは、UFOは航空機に興味があるのだろうか?という素朴な疑問である。
2015年にも地元の川崎市で撮影に成功!
さて、写真②は、写真①のちょうど一年ほど前にあたる2015年1月13日に撮影した自衛隊のジェット機と謎の発光体だ。
写真② 2015年1月13日(火)15時過ぎに突如出現した発光体。二機編隊の自衛隊機が飛び去った直後、近所の住宅街のすぐ上に出現していたように見えた。筆者がデジタルビデオで撮影。
この日は何か予感めいたものがあり、愛用していたデジタルビデオを持参して近所の本屋に妻と出かけていた。建物の屋上にある駐車場でカメラを起動させて構えていると轟音を立てて自衛隊のジェット機が写真の右から左で飛んでいく。ズームしてみるとシルエットは旅客機などではなく、戦闘機のようだ。二機編隊が飛び去った直後、同じ方向に突然発光体が現れたのを筆者が発見し、すぐにカメラを回した。モニターで見ても明らかに先ほどの自衛隊機とは別なものだということがわかる。不思議なことに物体は全体が発光しているのだ。直前に自衛隊機を目撃、撮影していたため比較することができたのも良かった。明らかにこの物体は普通のものではないことがすぐに理解できた。1月だが空はまだまだ青空で明るい。周囲には雲もない快晴だ。星などではない、物体も自衛隊機と同じく左に移動して消えていったのだから。
場所の特定ができた!
その後は出現がなく、自宅に戻り撮影したビデオを大型のテレビで確認すると、ビデオに映る右側にある目印になる大きな樹木があるが、これは自宅マンションの庭からもちょうど見えることがわかった。
写真③ 撮影場所となった本屋の屋上から見て緑色のポイントが出現場所、その先に自宅マンションがあった。二機編隊の自衛隊機は東名高速道路と同じようなルートを辿って飛んでいたようだ。
つまり、撮影場所と出現場所、自宅マンションは同一線上になるのだ。これには少なからず私も妻も驚いた。しかし、これによって発光体と自衛隊機の位置関係がおおよそ判明した。この大きな樹木はいつも車で通る小高い山の住宅街にぽつんと残る竹林があり、そのすぐ上に出現したことになる。もし住民がタイミングよく上を見上げていたらすごい光景を見ることが出来たかもしれない。こんな住宅街の上空に、しかも日中に全体が発行する物体が出現するなどとは近隣の住民は想像すらしていないだろう。しかし、現実に謎の発光体は竹林の上で輝いていたのだ!さて、ここからは憶測だが、もしかしたら発光体は自宅の方角から飛んできたのかもしれない。なぜならば、筆者はこの自宅マンション近くで何度もUFOに遭遇してきたからだ。その証拠となる写真、ビデオはどれも興味深く、今回の事例と同じような特徴を備えているものも少なくない。この様子は改めて本連載で紹介していきたい。UFOは遠い海外の話ではなく、身近な空で起こっていることを知っていただけるだろう。(以下、次号)
日本UFO調査・普及機構
代表 加藤純一
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電子書籍「UFO-飛翔体 遭遇とその軌跡」