猛暑による8つのとんでもない影響!

猛暑による8つのとんでもない影響!

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1.猛暑により湾曲した線路で南カリフォルニアの列車が脱線



2017年6月、米カリフォルニア州トゥーレアリ郡で、「猛暑による線路の湾曲」で貨物列車が脱線するという事故が起きた。
ユニオン・パシフィックはデラノとアーリマート間のハイウェイ99号線で19両の車両が脱線したと報じた。冷蔵車両からは約114Lの燃料が漏れたが、近隣の運河や野生動物に影響はなかったらしい。

 

2.猛暑によりアメリカ南西部で飛行機の欠航が相次ぐ



2017年6月、米フェニックス空港で猛暑による飛行機の欠航が相次ぎ、利用客が影響を受けた。極端な熱によって空気密度が変化し、飛行機の離陸を困難にしたためだ。パイロットはより大きな推力を使うか、重量制限を課してより少ない貨物で飛ぶ必要があった。
アメリカン航空はフェニックスに出入りする航空便のうち43便をキャンセル。キャンセルされた航空機はジャンボ機よりも最大安全運転温度が低いためである。これら小型機は47℃を超えると安全に飛行できないというのが理由らしい。

 

3.気象学者:猛暑気温を示す色尽きる



2017年6月、気象学者が使用する米南西部の極端な高気温を示すための色が尽きた。
WeatherBELL分析による米フェニックスの都市部では、最も高い気温が何故か緑色で示されていた。一体なぜなのか。
気象学者マーク・トレグロッサは次のように説明した。「オレンジ・赤系の色合いは全て使い尽くしました。更に高い気温を示す紫色は気温マップをほぼ覆いつくしています。最終的にあまりにも暑いと人間、真っ青(緑)になるのではないでしょうか。」

 

4.サウジアラビア・ダーランでの体感温度が80℃に



過去、最高気温が記録されたのは米カリフォルニア・デスヴァレーの56℃である。しかし、2015年Narure Climate Changeに発表されたサウジアラビア・ダーランの体感温度はもっと酷かった。
現在、40度という夏の平均温度と、ペルシャ湾を吹き抜ける湿った空気により、日中はエアコンの助けなしに活動することが困難になっているダーラン。
ダーランは最近、今までで最高の「湿球温度」33℃を記録した。(湿球温度が35℃を超えると人間の身体はそれ以上自分で体温を下げることができない)
またダーランは、最も高い体感温度の非公式記録も持ち合わせている。2003年7月、気温は42℃、露点35℃に達し、体感温度はなんと80℃にまで上昇したのだ!

 

5.猛暑で米デス・ヴァレーに観光客が押し寄せる



2017年夏、既に猛暑となっているアメリカで、観光客がデス・ヴェレーに集まっている?
ファーネス・クリーク・ビジターセンターの公園の外にある温度計が55℃に達し、猛暑に耐えながらもその温度計と記念撮影をする観光客たちの写真がネット上に拡散された。
国立公園の広報担当者アビー・ワイネスは、地面は更に熱く、93℃あると説明している。
砂漠でサンダルを紛失し、裸足で数百メートル歩いた女性はⅢ度熱傷を負った。今夏この地域に旅行されるかたは、注意が必要です!

 

6.イランの都市で体感温度73℃を記録



2015年、イランでは「ヒートドーム現象」(高気圧に覆われ気温が上がるだけでなく、上空からも熱い空気が降りてきてその熱が動かず地上付近から蓄積されていく現象)により体感温度73℃という驚異的な温度を記録した。
それは一体どんな状態なのか?ワシントンポストのCapital Weather Gangは2003年にサウジアラビアで81℃という体感温度を記録した日に現地の読者にインタビューをしている:「ペルシャ湾から風が吹いてくるとそれがどれだけ最悪か・・・。外に出た瞬間、誰かに熱い蒸しタオルを頭全体に押し付けられるような感覚です。私は眼鏡をかけているのですが、あっという間に曇りますし、外に出た瞬間に大量の汗をかくのです。」

 

7.ロンドンの地下鉄が周辺の地下温度を上げている?



ロンドンの地下鉄システム周辺の地下温度が上がっているという話がある。
1990年には、トンネル(主に粘土質)を取り巻く周囲の地下温度は14℃だった。当時、夏のトンネル内の気温は確かに地上よりも涼しかったのだ。
それから100年後、状況は全く変わった。トンネル内は目立って暖かく、地下の気温は大体どこでも20℃から25℃である。その大部分(89%)は列車そのものから発せられる熱(ブレーキ時の摩擦熱が大きい)で、7%が乗客から、4%がトンネルサポート・システムからの熱である。

 

8.2100年までに4人に3人は猛暑により死亡する可能性がある!



そして今、それほど遠くない未来について警戒すべき事柄がある。Nature Climate Changeからの報告書によると、温暖化ガスの排出量を大幅に削減することが出来なければ、2100年までに4人に3人が猛暑により死亡する脅威にさらされる可能性があるというのだ。
たとえ削減できたとしても、今世紀末には2人に1人を死に至らせることが出来るほどの猛暑に年間少なくとも20日間は直面することになるという。既に気候変動の影響を元に戻すには遅すぎるのかもしれない。

 

【ソース:ODYSSEY

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