マンモスをクローン技術で蘇らせる巨大プロジェクトが進行中だ。専門家らは10年以内にマンモスが地球上を闊歩する姿を見ることになると予測している。
サハ共和国ヤクーツクに集結した科学者たちは数千年前の氷河期に絶滅したマンモスを蘇らせる研究を推し進めている。
研究責任者であるアイゼン・ニコラーエフ氏は、ロシア・韓国・日本の科学者たちがこの「奇跡」を10年以内に起こすために共同研究をしていると語る。東方経済フォーラムに対しニコラーエフ氏は「韓国と日本の科学者に感謝している。私の考えではクローンマンモスは10年以内に実現する。」と話した。
「見通しはすでに夢物語ではない。」
「2014年当初、私と友人らで氷河期パークのようなものを創るプロジェクトを提案した際、皆が笑った。しかし、今は誰も笑わない。現在、技術は爆発的なペースで進歩しており、昨日科学的に無意味だと思われたことが、今日は科学者にとって明確な意味があったりするのだ。」
チームは既に最先端のクローン実験を絶滅した古代馬、ホラアナライオンに対し行っている。
シベリアの永久凍土から出土したマンモスの遺体から取り出した細胞から、マンモスを蘇らせることが期待されている。
ニコラーエフ氏は「現在の遺伝子技術進歩の速さからすれば、近い将来何かしらの結果が出ると確信している。もちろん、これは大革命だ」と締めくくった。
「ジュラシックパーク」のような「氷河期パーク」が実現するかどうかは不明だ。
しかしこのヤクーツク地域は更新地(地質時代の区分の一つで、約258万年前~1万年前までの地質)の地層がある。もしかしたらマンモスが生きていた時代の風景を再構築することも可能なのかもしれない。