NASAが、10月12日に小惑星「2012 TC4」が地球から約6,760km付近を通過すると発表した。6,760kmといえば、ニューヨーク-東京間(10,864km)よりも近く、かなりの近距離といえる。しかも、これはただの公式発表であり、実際どれほどの距離をフライバイするのかはまだ正確には分かっていない。
多くの人が、小惑星「Florence」衝突の可能性について危惧していたが、9月1日に無事通過したことで安心しきっている。しかし、再度小惑星接近について注意すべき時だ。
10月12日に地球に最接近する予定の小惑星「2012 TC4」は、「Florence」より若干小さい(約9m×30m)とはいえ、あまり安心材料にはならない。というのも「2012 TC4」は密度がより高く(硬いみかげ石よりも密度が高い)、より速いスピードで地球に向かってきているからだ。
「2012 TC4」は2013年にロシア・チェリャビンスクに落下した隕石の数千倍もの重量がある。公式記録によれば、今回の小惑星は同等サイズの他のどの小惑星よりも近距離まで地球に接近するという。
衝突の可能性を、BB弾でスイカを打った状態と比較してみてほしい。この場合、地球がスイカ、BB弾が「2012 TC4」だ。小惑星は地殻を貫き、マグマまで到達する。結果、マグマが噴出し、巨大な火山噴火が起きる。
10月12日、NASAが惑星防衛システムの稼働訓練を実施
NASAによれば、今回の小惑星が地球に衝突する可能性は1/600だ。ところが、もっと気掛かりな情報が明らかになった。
なんと、NASAは10月12日に惑星防衛システムの稼働訓練を行うというのだ。小惑星が地球脇を通過するまさにその日に。ただの偶然とはとても考えにくい。実はこれは訓練などではなく、小惑星衝突に備えている可能性もある。小惑星が衝突した場合、その被害を防ぐことのできる人間などほとんど居ないとは思うが、もし被害を防ぐ為の手立てがあるという人は準備しておいた方がいいかもしれない。政府はパニックを防ぐために事実を隠蔽しているかもしれないからだ。
【ソース:Disclose.tv】