16年前の9月11日。飛び込んできたニュース映像の衝撃を今でも覚えている。燃え上がるビル、突っ込む飛行機、ビルから飛び降りる人々・・・。
3,000人以上もの人々が犠牲となった同時多発テロ。実は、発生から16年経った今でも犠牲者の霊の目撃情報や話が後を絶たないという。今回はそのうちのいくつかをご紹介したい。
1.警察官ジョー・リニーの体験談
当時ニューヨーク警察の警官だったジョーは、2001年9月11日の朝、妻から世界貿易センターで何か起きているという電話で起こされた。テレビを付けるとちょうど2棟目のタワーに2機目の飛行機が突っ込む瞬間だった。慌てて現場に駆け付けると、現場は瓦礫と、衝撃でひっくり返ったトラックに車、まさに地獄絵図のようだったという。
それから数週間後、倒壊したタワーの瓦礫が運ばれた場所で警備の勤務にあたっていたジョー。瓦礫には犠牲者の持ち物、指輪、免許証、中には遺体の一部などもあった。ある夜、深夜4時頃車で見回っていると、瓦礫の中を一人の男性が歩いていた。真夜中の瓦礫の中を男が歩いている?!ジョーは男の後を付けたが、近づいたと思うと姿が消えてしまう。直感的にジョーは犠牲者の霊だと思ったという。
しかし、それ以来ジョーの身の周りでおかしなことが起こり始めた。家で寝ていると足や手に霊が触り、寝付けない。家の中の電気がチカチカしたり、点いたり、消えたりする。
写真を撮れば必ずジョーの周りにはまるで霊が自分たちの存在を主張するかのようにオーブや霧のようのものが飛ぶ。家の中での一連の出来事は妻も経験していることらしいので、ジョーの妄想などではないらしい。ジョーは9.11の犠牲者の霊と繋がってしまったのだと考えているという。
2.世界貿易センター跡の隣に立つホテル
世界貿易センター跡「グランド・ゼロ」のすぐ隣にはホテルが立っている。このホテルの片側はちょうど貿易センター跡を見下ろせるようになっているのだが、従業員たちはそちら側の部屋には客を泊めないようにしているという。そこには背筋も凍るような理由があった。
なんと、夜中に貿易センター側の窓に数百人、数千人かと思えるほどの数の顔が押し付けられているのを何人もの客が目撃しているというのだ。想像してみてほしい。数百、数千もの顔が外から窓に張り付いて中にいる人を見つめている状態を・・・。骨の髄まで凍るほどの恐ろしさだが、それらの霊はモンスターでも悪霊でもなく、9.11のテロで犠牲になった、その日まではごくごく普通に仕事をしていただけの一般人だったのだと考えるとなんとも胸の痛む思いがする。
3.1ワールドトレードセンター周辺で聞こえる悲鳴にような怪音
旧世界貿易センター跡地のすぐ隣に建てられた1ワールドセンター、別名フリーダムタワー周辺で、度々聞こえる悲鳴のような怪音があるという。タワーにはアンテナも立っているため、アンテナを通り過ぎる風が起こす音だとも言われているが、その悲鳴にも似た音にニューヨーカー達は9.11の犠牲者の悲鳴だと考えている人も多いという。
4.1ワールドトレードセンターで起きる怪奇現象
同じ、1ワールドトレードセンターでは、一度経験したら正気を失いそうになるほどの現象が起きるという。
1ワールドトレードセンター内で勤務する人達によると、深夜0時~3時頃、93階~●99階のフロアで窓際に立つと、1機の飛行機が真っすぐビルに向かってきて、衝突する瞬間に消え去るのが見えるというのだ。追突した飛行機に乗っていた犠牲者、そして目の前に飛行機が突っ込んでくる瞬間を見た世界貿易センターの犠牲者の、最後の瞬間の残像念なのだろうか。恐ろしくも胸が締め付けられる現象である。