巨大な手が原因で、村人から「呪われている」と拒絶された12歳の少年

巨大な手が原因で、村人から「呪われている」と拒絶された12歳の少年

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彼の手は巨大だ・・・。
学校への入学を拒否され、世間からは嘲笑されてきた、インド・ウッタル・プラデーシュ州に住むタリック君(12)は巨大な手を持つ。象皮病と同じように、タリック君の手は足並みに長く大きく、その姿に友人たちは嫌悪感と恐怖を覚えるという。

 

タリック君は手が巨大化したということ以外に大きな問題を抱える。彼の住む地域の中でタリック君は化け物扱いされ、中には悪魔呼ばわりする人さえいるという。しかし、彼の母親はそうは思わない。母親は、タリック君は神様からの贈り物であり、いつか必ず誰かが息子の病気を治してくれると信じている。タリック君の父親もインド中の医者から医者へと巨大な手を治す解決策を求めて息子を連れて行ったが、治せる医者に出会える運には恵まれないまま、父親は亡くなってしまった。

 

今、少年の味方は母親と兄しかいない。かつてはタリック君にも友人たちがいたが、成長と共に巨大化していく手の症状に、友人達は耐えられず、次第にタリック君は孤独な生活を強いられていった。

 

彼の抱える問題は以下の通りだ:
・服を着るのに人の介助が必要(普段は兄が介助している)
・地域から敬遠され、彼に近しい家族・親戚しか会えないような孤独な生活を強いられている。
・学校と社会は彼を「悪魔」と呼び、学校への入学を拒否。
・社会からの疎外感を感じるタリック君は、ただ普通になることを望んでいる。

 

 

なんと学校は、タリック君の症状を理由に、学校の建物内に入ることさえ禁じているというのだ!彼自身は勉強がしたいのだが、他の生徒が動揺するという理由で学ぶ機会さえ不当に奪われている。今タリック君はただただ、普通になれる日を待ち望んでいる。手術や医療技術によって、彼が普通の手を手に入れることは現実的に十分あり得る。彼の同級生たちが生きる世界で、普通に成長していける日は、いつか必ずやってくるだろう。

 

世の中には一般的には知られていないような不思議な病気があり、またそれを「未知の症状」というだけで拒絶し、隔離する社会というのがいまだに存在する。
タリック君が一日も早く治療を受けて普通の生活に戻れるよう、幸運を祈りたい。

 

【ソース:Disclose.tv

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