アルゼンチン・ブエノスアイレスにあるサッカー競技場「アドルフォ・ドゥコ・スタジアム」で、夜中無人の更衣室のドアが激しく開閉する様子を撮影した夜間警備員の動画にネットがざわついている。
問題の動画は、警備員のラウル・アルグエロさん(32)が4月に撮影したものだ。動画でラウルさんがスペイン語で状況を説明している。
「今夜中の11時です。このバンバンと響く激しい物音を聞くのはこれが3度目です。」
「何が起きているのか分かりませんが、信じてもらうために撮影を開始したいと思います。こんなこと人生で初めての経験です」
「怖いです・・・」
ラウルさんが階段を降りていくと、籠った音は轟音のように鳴り響く。
角を曲がり、電気の付いた部屋に入ると、更衣室のドアがひとりでに繰り返し激しく開閉している様子が映し出される。
ラウルさんは壁に立てかけられていた金属棒を持って、躊躇しながらも少しずつ近付いていき、次の瞬間大声で罵声を浴びせながら部屋に飛び込んでいった。
「誰もいません」とパニックした様子の声で説明する。
「誰も居なくてなんでこんなことが起こる?この怪音のせいでここに入ったのはこれが3度目ですが、何もない。誰もいない。」
そしてラウルさんが誰も居ないことを証明するため、カメラを更衣室の中でグルっと一周回した瞬間、映ってはならないものが映し出されていた。
ほんの一瞬の出来事だが、右奥の壁近くにあるベンチのあたりから、左から右にスーッと黒く霊的なものが通り過ぎてまた壁の中に消えたのだ!
撮影していたラウルさんはその黒い影に気付かなかったようだが、何かを感じたのか「あぁ神様・・・もう出ます。」「もうここから出たい!」と言って更衣室から出た。
結局ラウルさんは、4月3日に起きたこの心霊体験が原因でストレスが相当溜まってしまったようで、後日退職願いを提出し、今は別の警備の仕事に就いているそうだ。
トマス・アドルフォ・ドゥコ・スタジアムにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
一体このスタジアムに何が憑りついているのだろう・・・。
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【ソース:DAILY STAR】