海外の心霊体験シリーズ13「キャンプ場」(フィリピン)

海外の心霊体験シリーズ13「キャンプ場」(フィリピン)

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【By:majarlika012:フィリピン】
これは2008年、私が大学1年生の頃に体験した出来事です。
私たちはフィリピン政府が定めたNational Service Training Program(NSTP)の一環でマキリン山のジャンボリーサイトでサバイバルキャンプに参加していました。私は小学生から高校生までずっとガールスカウトをしていたので、キャンプへの参加をとても楽しみにしていました。

 

キャンプ場に到着したのは霧の濃い朝でした。まぁ山なので霧がかっているのは想定内でしたが。教授が男女分かれてテントを張り、荷解きをして最初のアクティビティに向けて準備をするように言いました。わたし達はテントを持ってこなかった女の子たちが宿泊するメインホールから500メートルほど離れた場所にテントを張りました。

 

その日一日のアクティビティを堪能した私たちでしたが、火起こしがうまくいかず、昼食にありつけなかったため、夕飯の頃には空腹の限界でした。何とか夕食時は他のグループに手伝ってもらい火を起こした私たちはあまりの空腹に調理に夢中になり、周囲で何が起きているのか全く気にも留めていませんでした。
その後夜8時頃だったでしょうか。夕飯を食べ終えた頃に教授が突如、朝4時に最初のバスが到着するので荷物をまとめるようにと言い始めました。また、家族に迎えにきて欲しい者はそうするようにと言うのです。

 

本来このキャンプは3泊の予定でしたので、困惑した私たちは他の子達に理由を聞きにいきました。すると・・・なんとメインホールに宿泊していた女の子たち3人が突然霊に憑依されたというのです!彼女たちは、昼間のアクティビティ中に子供に出会い、その子供が彼女たちの名前を知っていたことに驚きつつも、その子供と遊んだのだそうです。そして夜、突如憑依されてしまったのです。キャンプ場に住み込みで働く人によれば、キャンプに来た人が憑りつかれたのは初めてではなく、そこにはキャンプに来た客と遊ぶのが好きな子供の霊がいて、遊ぶと憑りつかれてしまうのだとか。憑依した身体から出ていってもらうのには鶏の胸肉など白身の肉を捧げる必要があるそうで、教授たちが必死に鶏の胸肉の調達に奔走していたのを覚えています。

 

憑りつかれた女の子の1人が、バスNo.1,3,5,7,9,11のバスは事故に合うと口走っていたことを知った私は父に電話をし、迎えにきてもらい友人も数人一緒に乗せて帰りました。

 

週明けの月曜日、授業を受けていると他の先生が教授の元へ「緊急事態が起きた」と慌てて教室に入ってきました。キャンプ場で憑依された女の子が、まるで誰かに「飛び降りろ」と誘われているかのように突然窓から身を乗り出したというのです。(彼女がいた教室は5階にあります)当然教室はパニックになり、授業は中断。
その後彼女は霊媒師の元へ連れていかれたようで、1週間学校を休みました。学校に復帰した彼女は、キャンプ場で会った子供のことは覚えているけど、憑依されたことについては何も覚えていませんでした。
そして、月曜に飛び降り未遂を起こしたことについては、学校でその子供に会い、「そばに来て」と言われたのだとか。彼女はその子供が窓の外に立っていること、そのまま近づいたら5階から落ちていたことにその時は全く気付かなかったそうです。

 

その子供の霊はキャンプ場で見つけて気に入った彼女を連れて行きたかったのでしょうか・・・。

 

【ソース:Your Ghost Stories

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