ドイツのメルケル首相が米ドナルド・トランプ大統領の横で「イルミナティ・サイン」を送っていたと陰謀論者たちが騒然としている。
5月27日(土)にイタリアで開催されたG7会議にて、ドイツ・メルケル首相は米トランプ大統領と英メイ首相と共に写真に収められた。メルケル首相は、手でメイソンスタイルと呼ばれる、悪名高い「ダイヤモンド」のサインを作ることで知られており、陰謀論者たちからは、イルミナティのサインだと噂されている。
イルミナティの存在を信じている人達は、イルミナティは世界の政治家やセレブで構成された秘密結社で、背後から世界中の政府を操り、全世界をたった一つの政府が統治するニューワールドオーダー(新世界秩序計画)を世界に導入しようとしていると考えている。
極言すれば、イルミナティは悪魔の団体と言われ、メンバー同士が互いに認識するため、ハンドサイン(手の合図)を送り合うという。
メルケル首相が使う合図は頻繁に注目を集め、今回27日のG7会議に続いて行われたNATO(北大西洋条約機構)会議は、実際はイルミナティにより運営されており、世界軍隊の導入計画の一端を担っている特に重要な会議だと陰謀論者たちは見ている。
他にひし形のハンドサインを使っているのが写真に撮られたことがあるのはイギリスのテリーザ・メイ首相と、欧州委員会のジャン=クロード・ユンケル委員長だ。この合図はメルケル首相が頻繁に使用することから「メルケル・ダイヤモンド」と称されている。
メイ首相は昨年7月11日にウェストミンスター宮殿にてスピーチをしている最中に「メルケル・ダイヤモンド」を真似ているところを激写された。
陰謀論サイトilluminatiRexはダイヤモンド・サインをイルミナティ・サインのトップ10リストでNo.1に挙げており、メルケル首相はそれを逆向きに作ることで「メルケルの斜方形」と呼ばれている。
また、David Icke氏が運営する陰謀論フォーラムではメルケル首相の政治活動ポスター等にも使われてきたメルケル・ダイヤモンドの意義について議論が交わされた。
Posidonというユーザーネームを使うフォーラムの古株メンバーは:「アンゲラ・メルケルのハンドサインに気付いた人がいるかどうか分からないけど、今日地元の新聞で新しい写真を見つけてさ。なんで彼女のあのサインを政治運動に使うのか疑問なんだ」
「ダイヤモンド型だっけ?皆・・・寝ぼけてるのかい?初めてあのサインを見た瞬間からあれはダイヤモンド型なんかじゃ全くないって気付いていたよ。彼女のあの手の置き方。あれはダイヤモンドじゃない。フリーメイソンのシンボル、コンパスと四角形だね」
しかし、16年間キリスト教民主同盟党首として導いてきたメルケル首相は、2013年のインタビューの中でなぜ彼女が変わった仕草をするのか説明しており、その仕草の背景に何も悪意などないと、噂を否定している。
彼女はドイツの雑誌に、「手のやり場に困ることがあるでしょう。まさにそれがきっかけよ。対称性の意味が込められているの。」と語っている。
その他メルケル・ダイヤモンドのサインを作るのを目撃されている著名人として、イギリス元首相のゴードン・ブラウン氏、カミラ・コーンウォール公爵夫人、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン氏が挙げられる。
トランプ大統領は特にダイヤモンド・サインについては知られていないが、彼は彼でイルミナティ・サインと噂される別の仕草をしていたと言われている。
一部の陰謀論者たちは、トランプ氏は完全なるイルミナティメンバーだと主張するが、実はその逆で彼はイルミナティの敵であると信じる人達もいるようだ。
次に諸外国の要人たちをテレビなどで見かけた際はつい、誰がダイヤモンド・サインを送っているのか気になってしまいそうだ。
【ソース:Daily Express】
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