イギリス・チェシャ―に伸びる高速道路M6号線をご存知だろうか。ここに、他の場所と比べ交通事故が多発する場所がある。今、その原因がローマ人の兵士の霊に由来するものだと主張する霊能者が現われネット上で話題になっている。
実は以前からM6号線の16~19ジャンクションの間では、幽霊貨物自動車や幽霊ヒッチハイカー、兵士の目撃談など奇妙な現象が度々報告されてきた。
霊能者マイク・ブルッカー氏はその原因が予算2億5千万ポンドの高速道路拡張プロジェクトにあると言う。ブルッカー氏によれば、その道路工事により、古代ローマ人墓地に眠っていた2,000年前の霊たちを呼び覚ましてしまった可能性があるというのだ。
彼はこの場所を「チェシャ―のバミューダトライアングル」と呼ぶ。不誠実な形で拡張されたこの道路上で他と比べて明らかに多過ぎる程の事故が起きているからだ。
彼はチェシャ―Liveに対し「この高速道路で実際に亡くなった人や、その遺族を個人的に知っています。今わたしは、この多発する事故に古代サクソン人が関与している可能性という説に傾いています。」
「そこには古代ローマ人の墓地の件やそこが歴史的なスコットランド人とイギリス人兵士の衝突があった場所であるなど様々な報告が挙がっており、多くの可能性があると考えています。」
「ここ数十年M6号線17と19ジャンクション付近でこれだけ事故が多発するのは前代未聞であり、統計的に見てもイギリスの高速道路網の中でここが最も最悪な「交通事故多発地帯」となっています。」
と語る。
高速道路を管轄するハイウェイズ・イングランドはM6号線を32キロメートルほど延長することで渋滞緩和のため制限速度を見直し、より安全な高速道路にすることを目標としている。
例えば、18・19ジャンクションの緊急停止エリア、70台の監視カメラ、そして258台の電子看板が設置された。
しかしそれでもブルッカー氏は、事故の原因が超常現象にある限り事故は続くと警告し、原因究明を計画していると話した。
「原因として考えられるのは2つです。一つは高速道路が古代ローマ人墓地の上に建設されたこと、そしてもう一つはこの場所が200年程前にスコットランド人兵士の虐殺が行われた場所であるということです。」
「これら主張を実証したり支持する明確な証拠はありませんが、はっきりしているのは、事実上真っすぐな道路であるにも関わらずこれだけ多くの事故が起きるというのは、何かがおかしいのです。」
「個人的にここには何か超常現象的なものがこの高速道路に憑いているのだと考えています。科学が17と19ジャンクションエリアでの多発事故の原因究明に手を挙げて降参したその時こそ、別の原因(つまり霊障)により説明がつくのかもしれません。」