自宅のバスルームに誰か侵入してきたと恐怖に震えながら警察に電話をしてきたキャシーと名乗るある女性。警官が必死に彼女を落ち着かせようと話しかけ、静かに寝室で警察が到着するまで待つように指示をしていた。
始めこそ警官の指示に従い、なんとか落ち着きを取り戻そうとしていた彼女だったが、何を思ったのか突然、
「やっぱりちょっと寝室を見てきたほうがいいと思うの。もしかしたら何でもないことに怯えているだけかもしれないし。」
「ただ私の猫が何かバスルームで落としただけかもしれない」と階下の寝室へと降りていこうとする。
電話の向こうで必死に制止しようとする警官が「やめて下さいキャシー。もう間もなく警官が到着するから大人しく寝室で待ってください!」と言っても聞く耳持たず、どんどん寝室に近付く彼女。
そして寝室の近くまで来ると「私の可愛い子、出ておいで、ほらほら、メルヴィンちゃん」などと危険を顧みずに声を掛けてしまう。
その様子に警官は「何してるんですか?メルヴィンは大丈夫です。今はあなたの身の安全の方が第一優先です!今すぐ寝室に戻ってください!」と何度も彼女に寝室に戻るよう話しかける。
それでも寝室のドアを開けたキャシーは、割れたバスルームの鏡を発見する。
「か・・・鏡が・・・」
「鏡がどうしたんですか?」
「鏡が割れていて、今ちょっと足を切ってしまったの。」
次の瞬間、ハッと驚いたような声を出したかと思うと、何かに怯えたような様子で過呼吸気味になってしまったキャシー。警察が状況を確認すると、男が1人浴槽の中で寝ているが、血を出している上になぜか全裸だというのだ。
警官はそれに対し「わかりました。とにかくもうすぐ警察が到着しますから、あなたは寝室に戻ってください!」と説得するが、キャシーは更に男性を観察したのか、突然、「え?え?ジョンなの?!」と驚いたような恐怖におののいた言葉を発し、急に祈りの言葉を唱え始めた。
混乱した警官が「ジョンとは誰です?知っている人なのですか?」と聞くと、なんと驚くべきことを言い始めたのだ!!以下はその時のキャシーと警官との会話のやり取りである。
「私の・・・夫です。」
「ご主人ですか?先ほど一人でお住まいだと言っていましたよね?!」
「ええ・・・夫は2001年に亡くなっています。」
「・・・わかりました。とにかく寝室に戻ってください。」
「でも違う。あぁ・・・どうしよう。」
「違う、違う、彼は彼じゃないの。でも同じタトゥーをしているわ。」
「もっと若い。ずっと若い。まるで初めて出会ったころみたいに。どうしよう・・・」
その後警察が到着し、バスルームの浴槽で眠る男に到着した警官が話しかける様子が録音されていた。男は耳から出血しており、脈も遅いと誰かに報告しているようだが、そこで通話は終了している。
この一連の録音音声は、対応したスタッフによりApex TVに持ち込まれ今回の公開に至った。対応した男性は、結局キャシーの「亡くなったはずの、でも若かりし頃の姿のご主人」が結局誰だったのか、本当にご主人だったのかいまだに謎で、公開することでその女性が詳細を語ってくれることを期待しているという。
もし本当であれば、これこそタイムトラベルの証拠となるかもしれないが、対応した男性がまるで演技をしているようだし、周囲が静か過ぎることからフェイクなのではないかとの噂もある。
果たして真相はいかに・・・。
【ソース:Daily Express】