2人の天文物理学者が、悪意のある宇宙人がウイルスに感染したメッセージを送ってくる可能性があると警告している。
まるで映画「インディペンデンスデイ」の筋書きのような話だが、天文学者ミカエル・ヒプケとジョン・ラーンドの新たな論文によれば、十分に高度な地球外生命体種による敵対行動は、あたかも「歓迎メッセージ」のような形を取って送られてくることも十分考えられるという。
考えられる筋書きの一つは、エイリアンが人工知能を含むメッセージで人類の膨大な量の知識を与えると見せかけて、一旦良心的に見えるこの人工知能が足掛かりをつかむと、途端に世界中のネットワークに感染し、荒廃を引き起こし、我々の惑星をいとも簡単に侵略の標的にするというものだ。
別の筋書きとしては、そもそも「明日あなた方の太陽を超新星にする」という脅威的なメッセージを送ってくるというものだ。その結果として起きるパニックだけで社会は混乱に陥るだろう。
研究者らは、こうした事態が想定できることから、受信したメッセージはすぐさま破棄すべきだと結論づけている。
しかし、このようなメッセージを人類が理解できるかどうかは不明である。
SETI(地球外知的生命体探査)の天文学者セス・ショスタクは以下のように語っている。
「英語ではよく宇宙人が英語を話しています。しかし、グリエルモ・マルコーニ(無線電信の開発で知られているイタリアの発明家1874-1937)にとってデジタルテレビ信号が理解不可能なのと同じくらい、我々には実際宇宙から送られてくるメッセージは理解不能でしょう。」
「宇宙人からの伝達メッセージは、『トロイの木馬(マルウェア)』ではないだろうが、少なくとも我々の門の外に誰かがいるということを示しているのです。」
【ソース:UNEXPLAINED MYSTERIES】