タイの人気リゾートビーチで半透明のヌメっとした海洋生物の大群が打ち上がり、その動画が大きな話題となっている。

動画は、タイ南西部の県クラビー県にあるランター島の砂の上でその謎の生物がうごめく様子を映し出している。約12cm程の物体は、生物というよりも、ピンクがかったブヨブヨの塊といった様相だ。

イギリス人観光客のルイス・バーゴイン氏がこの生物の１匹をビーチで発見し、海に戻そうとした。ところが、奇妙なことにこの生物は岸に這い戻ろうとしていたというのだ。

「浜に打ち上げられているのを見つけたので、海に帰してあげたのですが、明らかに呼吸をするために水から上がろうとしていました。なので、再度浜に戻してやったら、モゾモゾ動いていました。想像ですが、呼吸していたんだと思います。」

「それは確実に変わった生物でした。ナマコじゃないかと言う人もいましたが、ナマコは自分で地面を這って動くことが出来ます。しかしこの生物は自らは動けない様子でした。」

「皮膚は半透明で、体内に何か別のものが動き回っているのが見えました。」（バーゴイン氏）

島の住民は、ここ最近この生物がかなりの数打ち上がっているが、誰もそれが何なのか特定できないと話す。海ビルやウミウシではないかという噂もあるが、一部の人は「空から降ってきた地球外生物」だと冗談のように話す。

島でスキューバダイビング・ビジネスを営むChakchai Inyapongさんは、それら生物を「無害で可愛らしい生き物に見える」と語るが・・・

果たしてこの生物の正体は何なのだろう？突然変異か、新種の生物か、それとも本当に空から降ってきた地球外生物なのだろうか・・・。

【ソース：DAILY STAR】