イギリス・ミッドランズにあるダービシャー州で最近、上空を静かに飛ぶ第二次世界大戦中の幽霊爆撃機が多数目撃され、地元住民を恐怖に陥れている。
目撃情報によれば、この第二次世界大戦中の飛行機のように見える黒っぽい機体はその大きさにも関わらず、全くの無音でイースト・ミッドランズ上空を滑空し、消えていくという。
一部の人たちによれば、その機体は70年以上前に戦争中に墜落したダグラス・ダコタ機に姿形が似ているという。
地元メディアには州の至る所で「幽霊飛行機」を見たという多数の目撃情報が入ってきている。
YouTubeにアップされた動画の中で陰謀論者のタイラー・グロックナー氏は機体は消える前に地面に向かって急降下をしていることを明らかにした。そしてやはり、飛行機は全くの無音だったというのだ。画像を見てもらうとわかると思うが、飛行機の大きさはかなりのものだ。これだけの機体が上空を飛んで全くの音がしないなどあり得ない。動画を見た視聴者の間では飛行機の正体について、様々な憶測が飛び交っている。
あるコメントには「僕はレスターシティに住んでいるんだけど、数か月前友人と裏庭でこの飛行機を見たよ。真上を飛んでいるのに全く音がしなくて凄く驚いたから覚えてる。」とある。
他にも「過去のリプレイのようなものだったら?きっとそうなんだよ」と幽霊爆撃機が戦時中をリプレイしていることを示唆した。
しかしRAF(英国空軍)はこの噂を「戯言」として即刻否定した。
なんでも、この飛行機が目撃された月曜日の夕方に3機の空軍機が訓練のためにダービシャー周辺を飛行していたというのだ。
英国空軍のスポークスマンによれば、訓練のためにピーク地方(ダービシャー北部の地方)と湖水地方を飛行していると説明。この地域は人口が少ないため訓練飛行には比較的安全であること、またピーク地方などの飛行が難しい地形はパイロットにとっても非常に良い訓練になることなどを理由に挙げた。
しかし、上空を飛ぶ機体から全く音がしないことについては何の説明もない。それとも全く無音で飛ぶ飛行機が開発されたとでも言うのだろうか。
本当に目撃された飛行機は空軍の訓練機だったのか、それとも第二次世界大戦時の幽霊爆撃機だったのか。判断は読者にお任せしよう。
【ソース:DAILY STAR】