見聞録13「異星人の言語とは②」

見聞録13「異星人の言語とは②」

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太陽系には12個の惑星がある??

戦後まもなくアメリカを中心に始まった「空飛ぶ円盤」の目撃は年々増加の一途を辿ったが、米政府は一向にその正体に関して公式見解を発表しないままであった。ところが1952年にジョージ・アダムスキーが金星人とコンタクトしたと主張し、翌年その会見録が出版されると、

・人間と同じ姿をした異星人が存在している。
・その異星人が乗っているのが円盤(UFO)だ。

という解が示されることになった。「金星人」という容姿端麗で反核の使者という夢のある内容からも、アダムスキーの説は当時の人々に受け入れられていった。まさに「空飛ぶ円盤(UFO)」と「異星人」を明確に結びつける大きなターニングポイントが金星人の登場だったのだ。やがてアダムスキー以外のコンタクティも、金星人だけでなく火星人や土星人と会見したと主張したことで太陽系全体にまで目が向けられていったのは当然の流れであろう。しかし、元祖コンタクティのアダムスキーはさらにその上を行き、この太陽系には未発見の惑星を含めると全部で12個の惑星があり、その全てに異星人が住んでいると主張したのだ。太陽系の実態が判明した現代では小学生でもわかる嘘だが、当時は人類が自力で宇宙まで到達し、直接惑星を観測する技術がなかった時代であったために、この説はUFOや異星人を信じる人たちの間ではかなり支持されていたのだ。

 

異星人たちは「太陽語」を使っている?

そうした時代背景のなか、アダムスキーと金星人のコンタクトの一部始終を目撃していたという重要な証人、ジョージ・ハント・ウィリアムスンは、アダムスキーからの情報を補足するかのように異星人たちが使用している言語の存在を自らの著書「Other Tongue-Other Flesh」の中で紹介した。それが「太陽語」だ。アダムスキーと同類ということからか、彼もまた12惑星説を唱えており、地球以外の惑星ではこの「太陽語」が使用されていると主張した。さらに驚くべきは、現代の地球上の何ヶ国かの言語の中にこの太陽語が残っており、太陽語に似ているのが日本の「アイヌ語」だというのだ。それを指摘したのは太陽語の録音テープを聴いた日本を含む東洋人留学生たちだという。奇妙なのは、私たち日本人でさえもアイヌ語を正確にイメージできないのに、この日本人を含む東洋系の留学生たちは異口同音にアイヌ語に似ていると証言したことだ。日本人を除外するとしてもそれ以外の東洋人が1950年代という戦後間もない時代に一体どのようにしてアイヌ語を知ったのか、または知っていたのか、謎は残る。また、当時アメリカに留学し、さらにアイヌ語を理解する日本人とは一体誰だったのか?その留学生は太陽語の録音テープを聴いた唯一の日本人である可能性が高いだけに、人物の特定は最重要だと思われるが、ウィリアムスンの説を支持する研究者はまだ誰も検証していないのがもどかしいところだ。

 

歌声のような太陽語

さて、地球上の何語に似ているかは別として、太陽語の録音テープを聞くと、その言葉はまるで歌うようであったという。これはアダムスキーも同じような体験談を紹介している。金星人の声は歌声のようであったというのだ。さらにイギリスのフィリップ・ロジャーというコンタクティも異星人の言葉を録音した一人だが、異星人たちの言語の特徴について「音楽的音調の抑揚」を挙げているところが興味深い。しかし、異星人の言語に関しては根本的な問題点もある。それは、アダムスキーをはじめ、多くのコンタクティたちが、太陽語そのものの存在に全く触れていない点だ。統一言語ならば、コンタクトの過程で同じような単語などが符号点として見つけられるだろうが、残念ながらどのコンタクティの話を照合しても太陽語が出てこないのが実態だ。前回も指摘したが、コンタクティたちが異星人たちと容易にコミュニケーションを取れたのは、異星人側が「英語」を流暢に話したからである。そして、異星人たる真骨頂は何と言ってもテレパシーでの交流であり、そこには太陽語という統一言語は登場しないのが実態なのだ。

 

宇宙語の挨拶とは

なお、コンタクティたちは、異星人たちの名前などの様々な単語を記録しているので、その一部を紹介してみよう。もし異星人かな、と確信したら、使ってみては?そして、相手がどんな反応を示したのか、是非ともパラレルわぁるど編集部までお知らせください!

ミー・シー・マール(挨拶の言葉)
ヴェントラ(宇宙船)
サラス・サロス(地球の意)
バーラガ(友)
シェオ・シェオイ(惑星間を転生する集団)
バッキイ(地球人系の金星人)
ボッコ(金星人の名前)

 

参考文献
空飛ぶ円盤ニュース(1958、1959、1960)CBA刊

 

日本UFO調査・普及機構
代表 加藤純一
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電子書籍「UFO?飛翔体 遭遇とその軌跡」

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