毎月のようにUFOに遭遇していた
今回から私のUFO遭遇体験や写真と共にUFOの形状やその特徴などを紹介していく。私はこれまで数多くのUFOを目撃し、撮影にも成功してきた。最初のUFO体験は40年前以上昔の幼少期に遡る。この体験以後の本格的な目撃はアダムスキー支持団体「日本GAP」に入会して組織活動を開始してからのことだった。本格的というのは、毎月のようにUFOに遭遇するという意味だ。一生に一度でも遭遇すれば良いという人から見るとかなり異常な出来事であることは重々承知しているが、実際にUFOが常に近くにいるような感覚を強く感じ、その結果、仲間たちと至近距離で遭遇、時には写真撮影にも成功してきた。その間、じつに様々な形状のUFOを目撃してきたが、その中でも今回は特に珍しい葉巻型UFOのエピソードを紹介したい。
写真① 1980年6月4日にドイツのハーゲンにてビデオ撮影された珍しいカラーの葉巻型UFO(UFO CITY/アルティメットUFOより)
葉巻型のUFOは存在する
葉巻型UFOは、その名の通り葉巻のタバコのような棒状、または円柱の物体で、いわゆる円盤型や球体とは異なる。有名なのはアダムスキーが撮影したという円盤を格納できるほどの巨大で、特殊な形状の「葉巻型母船」だが、アダムスキー以外に撮影した人はいない(現代のUFO研究界ではアダムスキーの体験はフィクションであり、その主張の多くは自ら発表していたSF小説の延長であることが判明している)。しかし、葉巻型のUFOが存在しないかと言われれば、世界中には映像も含めて棒状のUFOの証拠は確かに存在する。
写真② 1967年7月3日に米・ロードアイランド州にてジョセフ・L・フェリーレ氏が撮影した葉巻型の物体。4枚撮影した。
写真②と③はジョセフ・L・フェリーレ氏が撮影した葉巻型のUFOだが、アダムスキーが定義するような「母船」とは異なり、対象物の木々と比べるとかなり小さく感じる。写真①のドイツの映像はどうだろうか。かなりの高空のようだが、1980年という時代を考えるとズーム機能がどこまであるのか疑問であり、直径10メートル前後の円盤を何十機も格納できるほどの巨大な物体とは考えにくい。しかしサイズ感はともかく葉巻型のUFOという形状は存在するとみてよいだろう。また、目撃例やこうした写真類が少ないのも葉巻型UFOの特徴と言えるかもしれない。
写真③ ジョセフ・L・フェリーレ氏は前年に葉巻型UFOを撮影したが、翌1968年9月にはビデオでの撮影に成功した。(UFO CITY/アルティメットUFOより)
私が遭遇した葉巻型UFO
かくいう私もアメリカで葉巻型の不思議な物体を目撃している。1992年1月27日午後2時3分、アダムスキーが金星人と会見したという米・カリフォルニア州のデザートセンターの高空を無音で飛ぶ白い葉巻型の物体を私は発見した。この時、日本GAPの会長、同行メンバーと共に確認することができた。したがってまず幻覚や見間違いということはない。実は仲間と目撃する約40分前にも不思議な物体が超低空で山の上に浮かんでいる物体を一人で見ている。発見時は葉巻型ではなく、真っ白で巨大な「円」に見えた。しかしよく確認すると、やけに短い円柱が横倒しになっているといった感じであった。今でも印象的で覚えているのが円の縁部分か円柱の途中の部分がやけにクッキリしていたこと、また、全くの無音だったことだ。それはまさしく円柱で完全な「立体物」であった。状況から考えると、その約40分後に我々の頭上に現れた白い葉巻型のUFOと同じものだったかもしれない。
突起物がなく、突然消えた葉巻型UFO
この時、双眼鏡で確認した会長や仲間は飛行機などの誤認ではないことを強調していたが、その理由は突起物が一つもなかったことだ。肉眼で見ていた私も主翼や尾翼などにあたる一切の突起物を見つけることは出来なかった。ただの白い棒が無音で飛んでいるように見えた。また、今も昔も変わらない印象としては、この葉巻型の物体はアダムスキーが撮影した葉巻型の母船とは「違う」ということだ。どちらかといえばドイツの映像に近いものであった。この時私は35ミリのコンパクトカメラで数枚撮影したが、直後、物体の真正面から飛んでくる飛行機が見えると、不思議なことに突如空から忽然と、一瞬のうちに消えてしまった。これも全く信じがたい現象であった。
写真④ 1992年1月27日に米・カリフォルニア州モハーベ砂漠デザートセンター上空に現れた葉巻型UFOの詳細が掲載された日本GAPの機関紙「UFO contactee」。著者も紀行文を寄せている。
目撃者の数だけある様々な形状のUFO
このように私が遭遇した葉巻型のUFOの不思議さをまとめると、
・航空力学を無視したような形状
・無音で飛ぶ
・突然消える
などが挙げられるが、この状況だけを見ても他のUFO現象と何ら変わりはない。違いは「葉巻型」という珍しい形状だけだ。この数年後に私はニューヨークでも葉巻型と思しき物体と光を見たが、そのエピソードは改めて紹介したい。いずれにせよ現在でも私はUFOに遭遇し続けている。そして、時にはその形状を確認できることもある(写真⑤)。その度に思うのはUFOの形状というのはアダムスキーをはじめとする他のコンタクティたちの説やアブダクティなどが主張する独自の世界観に捉われない自由な形状だということだ。何かの製品カタログに載せられるほど整理されたものではなく、おおよその形状で括ることしかできない、いわば目撃者の数だけ様々な形状があると言えるだろう。写真⑤は私が今年になってから遭遇し、ビデオ撮影したUFOだ。光を放ち、形を刻々と変化させていく物体…。ある時は円形、ある時は楕円形…簡単に形状を名付けることなど出来ないような不思議な物体であった。こうした私自身のエピソードと写真を交えてUFOの形状とその不思議さに迫っていく。(以下、次号)
写真⑤ 著者が2018年1月14日(日)神奈川県海老名市で発見、遭遇した謎の飛行物体。駅前の4階建てのビルの上を音もなくゆっくりと飛び、時折自ら発光し(左)、形状を変えながら(右)大山・丹沢山系の方向へ飛んで行った。著者はこの日UFOに遭遇できる予感があり、デジタルビデオカメラを持参していた。
日本UFO調査・普及機構
代表 加藤純一
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電子書籍「UFO 飛翔体 遭遇とその軌跡」