ロシアで巨大なシンクホールが広い農場に突如姿を現し、地元住民の間で「地獄門」が開いたと噂になっている。
場所はロシア、ニジニ・ノヴゴロド州のネレジノ村にあるとある農場。前日には無かったという巨大な穴が一晩で現れたというのだ。穴の直径は約32m、深さ50m。ゆうに16階建てのビルが飲み込まれてしまう深さだ。
突然のシンクホールの出現に不安を感じた農場主が警察を呼び、万が一にも人が穴に落ちないように現在は規制線が張られている。警察によれば、穴は近隣の住宅街からたった1.6kmほどしか離れていないという。住宅街で現れていたらそれこそ大惨事だった。
シンクホールが現われた畑自体は過去2年使われていない場所だった。
ロシア非常事態・自然災害復旧省はシンクホールが突如現れた原因を現在調査中だが、今のところ可溶性岩の溶解が原因ではないかと考えられている。
シンクホールは徐々に現れることもあれば、突然現れることもあり、世界中で起こっている現象だ。
今回のシンクホールの様子をドローンで撮影した映像を見た人達の間ではネット上で独自の見解と議論が飛び交っている。
「これは一晩で出来た穴じゃないね。徐々に地面が滑り落ちていっているよ。」
「一体何が起きたの?誰かここでピクニックでもしてた?」
「地獄の門が開いた!」
しかしその中で一つ気になる点を指摘した人もいる。
「一つ質問があるんだけど。なんで他の場所はきれいに草刈りがされているのに、穴の周りだけ草刈りしていないの?わざと?」
確かにそれは筆者も気になっていた。一晩で出来た穴だとしたらなぜ穴の周りだけ草刈りがされていないのか・・・?
やはりこれは徐々に出来た穴で、農場主は異変に気付いていたのだろうか。