世界の変わった祭り(奇祭)13選!

世界の変わった祭り(奇祭)13選!

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日本には、神奈川県川崎市の男根神輿を担ぐ「かなまら祭り」や、なまはげより怖いと言われる、異様な泥だらけの神様に泥を塗ったくられる宮古島の「パーントゥ祭り」など、奇祭と言われる祭りは多いが、世界にも一風変わった祭りが数多くあるようだ。今回はそんな世界の奇祭、13選とお届けしよう。

 

奥様運び世界選手権(フィンランド)

 

 

1992年からフィンランドでスポーツとして行われている「奥様運び」。今では世界中で行われている。参加者は女性をおんぶでも、肩に担ぐでも、抱っこでも、エストニアンスタイル(男性の胴にしがみついた女性の足を肩で担ぐスタイル)でも、地面につかなければどんな担ぎ方をしてもOK。男性陣は女性を運びながら253.5mの障害物レーンを走り抜ける。優勝カップルには、奥様の体重分のビールが贈られることになっている。

 

赤ちゃん飛び越え祭り(スペイン)

 

 

スペインのカストリージョ・デ・ムルシアという小さな村で行われるEl Colachoという祭りはイースターの60日後に毎年行われる伝統行事である。起源は1600年代にまで遡り、前の年に生まれた赤ちゃんを通りに敷いたマットレスの上に寝かせ、その上を赤と黄色の悪魔の衣装を着た男性が飛び越えていくのだ。それにより赤ちゃんを浄化し、病気や悪魔に憑りつかれることを防ぐと言われている。これまで、只の一度も事故が起きたことはないというが、カソリック教会上層部はこの儀式には眉をひそめているという。

 

チーズ転がし(イギリス)

 

 

毎年5月の終わりにイギリス・グロスターのクーパーズヒルズで行われる行事で、丘の上から転がすチーズを追いかけるというもの。簡単に聞こえるが、実はこの丘かなりの急な坂道でそこをまさに転がり落ちるようにチーズを追いかけるのだから、非常に危険な祭りでもある。レース前には、危険回避のためフェンスが取り除かれ、石や危険物を念入りに取り除いているそうだが、それでも参加者や見物客にとって危険であることには変わりない。実際毎年大怪我をする人が続出。それでも地元住民はこの行事に非常に誇りを持っているそうだ。2015年には4,000人以上の見物客が来るほどの盛り上がりを見せた。

 

国際ヘア・フリージングコンテスト(カナダ)

 

 

毎年2月に、カナダ、ユーコン準州の「タニキ温泉」で行われる「国際ヘア・フリージングコンテスト」は冬の寒さを楽しむユニークなイベントである。ルールは至って簡単。参加者はマイナス30℃の極寒の中、温泉に潜って髪を濡らし、あとは寒い空気で硬く凍るまでに面白い髪形を創っていくだけ。優勝者には少額だが賞金が与えられる。

 

猿の食べ放題祭り(タイ)

 

 

読者が「猿を食べるの・・・?」と誤解する前に言っておくが、これは猿のための「食べ放題」である。毎年11月に、タイの中部ロッブリー県ロッブリー市周辺に生息する2,000から3,000頭の猿に4トン分の果物・野菜・ケーキ・キャンディなどの食糧をご馳走する。まさに猿にとっては「食べ放題」!食糧を提供した後は地元の子供たちが猿に扮して踊りを披露したりする。
元々この祭りは1989年に地元のビジネスマンがロッブリーの観光目玉として考案したものだ。その考案者にとっても猿にとっても幸運なことにアイディアは成功。今でも毎年行われている。

 

ポリョン泥祭り(韓国)

 

 

忠清南道(チュンチョンナムド)に位置する観光都市ポリョンの海水浴場で毎年7月に行われる「ポリョン・マッド・フェスティバル」。歴史は浅く、1998年にポリョンの泥を使った化粧品のマーケティングイベントとして行われたのが最初である。ポリョンの干潟で取れる良質の泥は自然のミネラル成分が豊富で、様々な化粧品に使用されているという。2週間に渡るイベント期間中は泥のプール、泥の滑り台、泥スキー、泥マッサージなど泥づくりのイベントが盛りだくさんで、今では国内外から多くの人が訪れる、韓国を代表する祭りとなっている。

 

バーニングマン(アメリカ)

 

 

アメリカ・ネバダ州ブラック・ロック砂漠で毎年夏の終わりに開催されるこの祭りは正に奇祭というに相応しいかもしれない。会場の真ん中に設置された巨大な木造の人型「ザ・マン」を中心に、人々が集まり芸術的なコミュニティを創り上げる。これは個々の思考を表現する場でもあり、祭りでもある。
グループによって価値観は様々で、急進的な考え、自己表現、自力本願、助け合いといったものがある。人々は個々の才能を持ち寄り、芸術劇な彫刻、建造物、パフォーマンス、アートカー、などを創作し参加者全員が楽しめる。イベントの最後には「ザ・マン」に火が放たれ、文字通りバーニングマンとなる。全てを無に帰すこの焼却によってイベントは終わりを迎え、集まった人々は祭りの痕跡を一切残さず綺麗に砂漠を元通りにして、散り散りに解散するのだそうだ。

 

世界足指レスリング選手権(イギリス)

 

 

世界足指レスリング・チャンピオンシップの開催場所はその時によって異なるが、元々はイギリス・スタッフォードシャー・ウェットンで、イギリス発祥のスポーツを何か創りたいとの希望から、1970年頃に始まったと言われている。腕相撲と同じで、2人の人が向かい合って足の指を組んで相手を押し倒す競技を3回行うというもの。参加者は、大会認定看護師による足指の検査を受けてからでないと競技に参加できないという。まぁ・・・確かに水虫とか持っている人と戦いたくはない。

 

トマト祭り(スペイン)

 

 

1945年から、スペイン・ブニョールで毎年8月に行われるトマト祭り。この祭りの起源と思われる逸話はさまざまあるが、1945年、もみ合いの喧嘩となった若者のグループがたまたま近くにあった八百屋からトマトを取って投げ合ったのが起源と言われている。トマト投げはピッタリ1時間行われ、2015年には145,000kgのトマトが使われたそうだ。
2013年からトマト祭りはチケット購入制になっており、参加者は2万人に限られている。しかし、以前は5万人もの参加者がトマト投げに参加していたらしい。開始から1時間後、トマト投げはピタリと止み、同時に現れた市職員によるトラックからの強力な放水で街中が洗い流される。約2時間後には何事もなかったかのように街は元通りの姿を取り戻す。

 

泥沼シュノーケル祭り(イギリス)

 

 

1976から毎年8月にウェールズで開催されるお祭り。参加者はシュノーケルと足ヒレを装着して、約30メートルの泥沼コースを出来るだけ早く泳ぎきる。毎年数百人が世界中から集まり、この一風変わった祭りに参加している。

 

エアギター世界選手権(フィンランド)

 

 

エアギター世界選手権とは、1996年からフィンランド・オウルで、オウル・ミュージック・ビデオ・フェスティバルの一環として行われている。開始当初はジョークのつもりで始まったが、今では真剣なイベントとして知られている。参加者は、自身が選んだ曲と、開催者側が選んだ曲の合計2曲をエアギターパフォーマンスとして演奏する。エアギターのイデオロギーによれば、「世界中のみんながエアギターを弾けば、戦争も終わり、地球温暖化の問題など全ての問題が解決する」んだとか。ちなみに、2014年大会ではサムライ・ガールとして日本人の19歳の女性が優勝している。

 

長州島饅頭祭り(香港)

 

 

毎年旧暦4月8日に行われる香港の小さな島、長州島の伝統的なお祭り。参加者は饅頭タワーによじ登り、最も高い場所にある饅頭を取ると幸運が訪れると言われているそうだ。祭りは18世紀に遡り、旧暦4月8日はお釈迦様の誕生日でもある。饅頭を供給している饅頭会社はこの祭りのために毎年6万個もの饅頭を作るらしい。

 

水中音楽フェスティバル(アメリカ)

アメリカ唯一の生きたサンゴ礁があるフロリダ・キーズ連邦海洋保護区で、31年にも渡って開催されている水中音楽フェスティバル。地元のラジオ局がスポンサーとなり、環境保護と、責任感を持ったダイビングの大切さを訴えるため、サンゴ礁の上に停めたボートから下したスピーカーを通して、海をテーマにした音楽を4時間流し、水中の参加者達が水中音楽フェスを楽しんだ。コスチュームを着て「水中楽器」を演奏した参加者には賞が贈られた。

 

【ソース:Culture Trip

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