小惑星を巨大な宇宙船に造り変える新プロジェクトが発足!

小惑星を巨大な宇宙船に造り変える新プロジェクトが発足!

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中が空洞化した小惑星は、多世代宇宙旅行者が居住できる惑星間宇宙船に造り変えることが可能かもしれない。まるでイギリスの著名なSF作家アーサー・C・クラークの小説のような話だが、この新プロジェクトに真剣に取り組んでいるのがオランダのデルフト工科大学の「デルフト工科大学宇宙船チーム」である。

 

研究者らは、新なベンチャーを「Evolving Asteroid Starship(進化する小惑星宇宙船)」と名付け、それに携わる彼ら自身を「TU Delft Starship Team(デルフト工科大学宇宙船チーム)」または「DSTART」と名乗っている。

 

惑星間旅行に向けた完璧な乗り物として、チームは完全に中が空洞化した小惑星を探しており、それを宇宙航海志願者たちの新な家として利用する予定だ。

 

DSTARTのAngelo Vermeulen氏は、小惑星の内部は多世代宇宙旅行者を支える生命維持システムを保つ鍵となり得ると説明する。
「私たちは、太陽系から太陽系へと旅するために必要な数十年という期間に耐えることができる自立発展型の宇宙技術が必要なのです。その一環として、私たちは欧州宇宙機関主導のMELiSSA(ミクロ生態系生命維持システムアルタナティブ)プログラムによって開発された再生式生命維持システムを検討しています。」

 

我々の太陽系を超えて他太陽系探査を行うには100年、少なくとも数十年は掛かるため、空洞化した小惑星のアイディアは中に小さな街を持つ、自給自足型の宇宙旅行を可能にするかもしれない鍵を握っている。

 

DSTARTによれば、これらの宇宙船は他の有機体と同じように働く物体である必要がある。

 

「したがって、宇宙船も進化出来る必要があります。結局のところ、我々が過去の月ミッションで見てきたような、問題が起きたらそれに対処するために地球に戻る、というのは問題外なのです。船は、他の小惑星など宇宙で入手可能な原材料を利用する、生きた生物のように機能する必要があります。これら別の小惑星は燃料や建材などとして活用できるでしょう。」

 

 

このユニークな宇宙船は、天然廃棄物と共に二酸化炭素を取り込んで、宇宙船内部の人間が生存の危機にある時に必要不可欠な食物、水、酸素に変えることが期待されている。

 

DSTARTの研究者たちは5月にローマで行われるAgroSpace-MELiSSAワークショップで、空洞化小惑星宇宙船の初となるコンピューターシミュレーションを発表する予定となっている。

 

小惑星が宇宙船になってしまうとか、もうSF映画の話にしか聞こえないが、それを真剣に研究して実現化しようとする人達がいるのだから驚きだ。

 

 

【ソース:The Inquisitr
【ソース:UNEXPLAINED MYSTERIES