どういう訳か、ディラン・マックウィリアムスは動物界から嫌われているらしい。
今月、コロラド州グランドジャンクション在住のマックウィリアムさん(20)がハワイのカウアイ島でブギーボード中にサメに襲われた。海岸から約30m程のところでボードから落ちた瞬間、右足に焼け付くような痛みを感じたのだ。
「最初パニックになりました。足の半分がなくなったのか何なのか分からなったんです」と彼はHonolulu Star-Advertiserに話した。
襲ったのはその体にあった縞模様から、体長1.8mから2.4mほどのイタチザメだったと彼は考えている。そして力の限りサメを蹴ると、彼は岸に向かって必死に泳いだという。
「これが一番怖かったですね。サメがどこにいるのか分からなかったし、また襲ってくるかもしれなかったし。」と彼はその時の恐怖を語った。
マクウィリアムさんは無事海岸にたどり着き、そこに居合わせた人達の助けで病院に緊急搬送された。致命傷というほどの怪我でもなかったが、写真を見る限りかなり深い傷であったことは確かだ。
通常であればこんな経験をしたらもう怖くて海に入れなさそうだが、彼は怪我でブギーボードが出来ないことに怒っている。
「数日間海に戻れないことだけが頭にきます。」とハワイのテレビ局KGMBに語った。
ある意味、彼はこうした大型動物に襲われるのには慣れっこなのかもしれない。
実は彼、約1年前にもコロラド州ボルダー群でキャンプ中に約135kgはある熊に襲われているのだ。
「熊に後頭部を掴まれて引きずられたんです。なんとか反撃しようと必死でした。その後地面に落とされて、軽く踏みつけられましたが、他の人たちが追い払ってくれた隙になんとか皆がいる所まで逃げました。」
さらに、なんと3年前にはユタ州でハイキング中にガラガラヘビに噛まれている。
これだけ動物に襲われているにも関わらず、マクウィリアムさんには動物に対して一切の恨みはないという。彼は自分が間の悪い時に間の悪い場所にいただけだと考えているのだ。
「僕はずっと動物が好きで、出来るかぎり動物と触れ合ってきました。」と彼はBBCに語った。
「サメのせいでも、熊のせいでも、ガラガラヘビのせいでもないのです。」
これだけ動物愛があるのに、なぜか動物に襲われやすいマックウィリアムさん。
もしかしたら数年後またニュースになっているのかもしれない。
【ソース:HuffPost】