34年間ゲップが出来なかった男性

34年間ゲップが出来なかった男性

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赤ちゃんの頃にゲップをする機能を失い34年間ゲップが出来なかった男性が、美容整形でよく使用されるボトックス注射により機能を回復したというニュースが入ってきた。

 

ゲップなんて皆当たり前のようにしているし、場合によっては下品だと思われるし、「ゲップが出来ないくらいなんだ?」と思われるかもしれないが、実はゲップが出来ないと激しい痛みに耐えることになるらしい。少なくとも生まれてこのかた全くゲップが出来なかったニール・リベンズさんにとっては苦痛でしかなかったようだ。
ニールさんはお腹に溜まるガスを排出出来ないことで、大量に食事を摂った後やビール、その他炭酸飲料を飲むと必ず耐え難い痛みと激しいしゃっくり、とてつもない膨満感に襲われていたそうだ。

 

 

ニールさんの奇妙な症状は喉頭が非常に硬くなり、ガスが喉からゲップとして抜けるのを妨げていたのが原因だ。彼は何年もかけて治療法を見つけるため何人もの医者に会ってきた。ところが医者の殆どがそんな症例を聞いたことがなく、それどころか一部の医者は真面目に取り合ってさえもくれなかった。彼の症状を笑って済ませた医者さえいたそうだ。真剣に診てくれた医者でさえ、効果のない治療法しか提案出来なかったという。

 

考えられないかもしれないが、ゲップが出来ないというのは社会生活にまで多大な影響を与える。実際、ニールさんは25歳になるまで友人とパブに行くことさえ避けてきた。何故なら、たった1杯のビールが深刻な痛みに繋がることが分かっているため全く楽しめなかったからだ。当然、クリスマスの豪勢なディナーも、3食の食事さえも、彼にとっては苦痛でしかなかった。食事を摂ろうものなら、胃が通常の2倍にガスで膨れ上がり、激しいしゃっくりと痛みに襲われるからだ。

 

しかも、胃の中で溜まったガスがある一定の量を超えると、喉元から妙なゴボゴボとした音が鳴り始め、ニールさん曰くそれは「人間の身体から発する音としては、普通は聞いたことがないくらい奇妙な音」なんだそうだ。さらにこの音が鳴り始めると胸が苦しくなり、口の中が酸っぱくなる。続いていつもの膨満感と痛みがやってくるのだ。

 

こんな症状とどう付き合っていけばいいのかって?
ニールさんが言うには唯一の選択肢はオナラとして排出することだったそうだ。時にそれがもの凄く恥ずかしい状況にニールさんを陥らせたとしても・・・。

 

しかし幸運にも、ネット上で別の医者を探している時英マンチェスターを拠点とするヤクブ・カラガマ医師を発見した。カラガマ医師はニールさんの症状に精通していただけでなく、ボトックス注射による治療法まで知っていたのだ。

 

ボトックス注射は通常美容整形で顔のしわを伸ばしたりするのに使われるものだが、筋肉に注射すると異常な筋肉収縮を減少させ、筋肉の硬さを和らげることが出来る。ニールさんはこのボトックスを3,000ポンド(約44万円)かけて注射してもらったが、それに見合った価値があったと語る。

 

「言葉では言い表せないくらい気分がいいね。」とニールさんは言う。「ゲップが出来ないって今となれば笑える話で済むけど、当時は本当に最悪だった。」

 

 

しかも美容整形では何度もボトックスを打つ必要があるが、ニールさんの場合この1回だけで完治したそうだ。

 

今回治療を担当したカラガマ医師によれば、世界でもこの症例について治療を行っているのはほんの一部で、患者の多くは医者から相手にされないか、バカにされて終わるが、ゲップが出来ないというのは笑いごとではないという。彼らはガスが最終的にオナラとして排出されるまで数時間も激しい痛みに耐えなければならないのだから。残念なのは非常に稀な症例のため、医師たちも最近やっと理解し始めたばかりだということだ。

 

 

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