「アメリカに実在する魔女たちについてあなたが知らない9つのこと-前編」

「アメリカに実在する魔女たちについてあなたが知らない9つのこと-前編」

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魔女は私たちの周りに、あなたが思っている以上に実在する。今日、アメリカ国内で「魔女」というと人は大概キリスト教以前のヨーロッパ宗教と西洋オカルトとフリーメイソンと魔術を組み合わせたようなものを実践する「ペイガニズム運動」に関わる100万人にも上る人達のこと指す。今回、5年に渡るペイガン集団への取材から一転、自身がペイガンの実践者となったジャーナリストアレックス・マーさんが明らかにした魔女の真実について2回に渡りご紹介したい。

 

1.魔女は大抵目に見えない
もちろん言葉通りの意味ではない。自身を魔女やペイガンだと認識している人達はゴスファッションに身を包んだり、タトゥーやピアスで自分がそうであることを公表しないという意味だ。ほとんどの人は全く当たり障りのない恰好をしているし、彼らの日常は、例えば子供を陸上の練習に送迎するシングルマザー、学校の先生、技術者、スーパーのレジだったりする。アレックスさんの指導者で、ペイガンの祭司であるモルフェスさんも、取材開始当時は環境保護団体で働いていた。彼女がコンサルタントをしていた牧場主たちもまさか彼女が数マイル先の自宅で月光の元儀式を執り行っているなど想像もしていなかっただろう。

 

一部の魔女たちは魔女であることをひた隠しにする。政府機関で働いたり、子供がいたり、保守的な地域に住んでいることで、「ウィッチクラフト」という言葉が持つ影響力を恐れているからだ。が、と同時に80年代以降、ペイガン達は全米で野外祭りや、ホテルのカンファランスルーム等で時には数千人規模で集まるようになった。更に90年代以降インターネットが普及するとオンラインで膨大なネットワークが広がり、魔術に興味がある人が簡単にチャットルームで指導者と繋がることが出来るようにもなった。

 

2.ハリウッドホラー映画が不当にも魔術を悪魔と結びつけたこと以外、大抵は本当
ペイガンは悪魔崇拝に興味はない。そもそもキリスト教でいうところのサタンは彼らの信仰対象にないのだ。その点ではハリウッドホラー映画の魔女の描写には問題があるが、それ以外の部分はほぼ事実といっていい。確かに魔女たちは儀式を執り行うため円になって集まる。時には屋外の月明かりの下で。魔術エネルギーを正しい方向にガイドするために杖も、儀式の短剣も使う。また時には古代言語で歌うこともある。その人がどういう流派を学んだかにもよるが、裸で術を実践することもある。これは別に性行為に誘っているわけではなく、世俗的で物質的な世界から、もっとスピリチュアル的に高度な状態に入り、もっと強い魔術を可能にするためなのだ。

 

3.ほとんどの魔女は厳しい道徳律に従う
不気味な悪魔崇拝の話に戻るが、魔女と呼ばれる人達がみな誰かを傷つけるという描写は不当で間違っている。ほとんどの魔女はカルマの概念に似た倫理基準に従って生活している。自分の行うことは、巡りめぐって3倍になって返ってくるという「三重の法則」と呼ばれる助言も存在する。またウィッカ信者(ネオペイガニズムの一派であり、魔女の中でも多数派を占めるとされる)には「誰も傷つけぬ限り、汝の意志することをなせ」という「魔女の信条」もある。確かに、一部の魔女には呪いをかける者もいる。個人間、または魔女の集会間の対立が稀に「魔女戦争」と呼ばれる事態にまで発展することもある。しかし、そのような行動は非
難の対象となる。他の多くの宗教同様、魔女の目的は自分自身の啓発と精神的にバランスの取れた状態に近づけることであり、混乱を巻き起こしてばかりでは当然それは難しい。

 

4.魔女たちは多くの場合’魔女集会’で魔術を実践する
ウィッチクラフトの伝統は影響力のある祭司の弟子たちが設立した分派を数多く生み出してきた。それら各分派は大概少数の魔女集会で成り立つ。保守派のペイガン達は本格的な魔女になる唯一の方法は、’魔女集会’でイニシエーションを受け、集会の中で本人が修養することだと考えている。しかしインターネットの普及により、オンラインで指導者から学び、もっと緩い遠距離の集会と繋がり一人で家や裏庭または近所の森林で魔術を実践する「孤立した」魔女も増えている。(ペイガニズムには教会や礼拝堂はなく、自然の中であればいかなる場所でも礼拝の場となり得るのだ)

 

【ソース:COSMOPOLITAN

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