2年間で600頭が死んだ「死の動物園」

2年間で600頭が死んだ「死の動物園」

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動物園とは、生きた動物を飼育・研究し、一般に公開する施設であり、法令上は博物館の一種とされる。一般に陸上の動物を中心として扱うものを指す。水中の動物を中心として扱うものは特に水族館とされ、動物園の特殊な形態としてサファリパークや移動動物園、鳥類園、クマ牧場などがある。

-Wikipediaより-

 

つまり、動物を飼育・研究しながら、飼育費などを得るべく、一般に公開している施設ということです。

また、動物の保護も目的としているため、野生している動物よりも寿命は長いと言われています。

 

しかし、そんな動物園の一般的なイメージを覆す、悪魔的な場所をご存じでしょうか。

嘘のような本当の話。今回は、2年間で600頭以上が死んだ、死の動物園をご紹介したいと思います。

 

・スラバヤ動物園

インドネシア・東ジャワ州スラバヤにある「スラバヤ動物園」は、東南アジア最大級の動物園で、オランダ領東インド時代の1916年8月31日にオープンしました。ここが「死の動物園」の舞台です。ではなぜ、スラバヤ動物園が死の動物園と呼ばれるようになってしまったのでしょうか。

 

・2年で600頭以上が死んでいる

動物園の経営陣の対立などが災いし、飼育環境は劣悪のひと言。2008年には360 頭あまり、さらに2009年には330頭弱の動物が死んだとされ、その後も毎年数百頭単位で動物が死んでいました。

中でもスラバヤ動物園が死の動物園として有名になった大きな事件が、ライオンの自殺という出来事です。

 

 

・ライオンの自殺

2014年1月7日の朝、1歳半のオスのライオン「マイケル」が、檻の中で首を吊って死んでいるのが発見されました。首はワイヤーでくくられていて、当時は自殺だと騒がれていましたが、現実的に考えてライオンがワイヤーで自殺なんてするでしょうか。

動物園側は「遊んでいた際、ワイヤーが首に絡まって死んだ」と事故死を主張していましたが、国内外からは虐待を疑う声が多くあがり、捜査当局も動物園側の話を真に受けることはありませんでした。

 

・その他も多くの動物が死亡

2010年1月にも、コモドドラゴンの赤ちゃんが日光不足など、あるまじき理由により大量死したり、キリンがビーチボールサイズのプラスチックを食べさせられて死亡したり、さらには客がオラウータンに火のついた煙草を与え、吸っていることを黙認するなど、耳を疑うような出来事が横行していました。

 

・職員数は足りているが…

経営陣の対立の他にも、動物園が劣悪な環境に置かれている理由のひとつとして「職員の教育不足」が挙げられます。決して職員が不足しているわけではありません。2014年の際には、185人が勤務しています。

大きな理由として、無計画・無試験での採用があり、職員のほとんどが飼育知識を持ち合わせていなかったそうです。職員はいるものの、教育不足、つまりは指導者不足が嘆かれています。

こんな状態で、スラバヤ動物園に未来はあるのでしょうか。

 

・再建を目指し奮闘中

昨年2016年は、スラバヤ動物園が開園100周年を迎えます。そんな中、2015年に、動物・環境保護活動の経験を持つ専門家のアセタ・ブスタニ・タジュディン氏(45)が、臨時園長として就任しました。

住民に捕獲されたオラウータンを保護し、リハビリをして森へ返すなど、献身的な活動をしている同氏は、動物園の改善に向けて「まずは動物をしっかりと知ることが大切」と話していました。2017年に入り、動物園はどうなったのでしょうか。

続報が入り次第、改めてお伝えしていきたいと思います。

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