世界最古、2100年前のコンピューター『アンティキティラ島の機械』

世界最古、2100年前のコンピューター『アンティキティラ島の機械』

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アンティキティラ島の機械は、今から約2100年前(紀元前)に製作されたと考えられており、発見から1世紀以上も科学界の謎とされており、その秘密はたやすくは明らかにならなかった。

 

長い間クレタ島の近くの海底に沈んでいたこの機械は、1901年にアンティキティラの沈没船から海綿採集者の手によって回収された。この機械は当初、からくり玩具程度のものと思われていたが、腐食し石化の進んだ81の部品の謎がようやく解明されたのは2006年11月のこと。実際にはかなり複雑で精巧にできており、天体運行を計算するために作られた古代ギリシアの歯車式機械であることが判明したという。

 

アンティキティラ島の機械は最古の複雑な科学計算機として知られている。機械の作りが完璧なため、発見されていない試作品や類似の機械の存在が予想されるが、 多くの歯車が組み合わさっており、最古のアナログコンピュータと呼ぶ人もいる 。

発見されたアンティキティラ島の機械

 

2006年に巨額の費用を費やした調査チームはガンマ線およびX線を用いた分析によって、石灰化した出土品の中に隠されていた複雑な世界を明らかにした。

 

その後、ロンドンの科学博物館で学芸員を務めたMichael Wright氏が、アンティキティラ島の機械専用のリニア断層撮影装置を作成し、3Dで撮影できるようにした。 

 

現代の最新技術を持ってその謎が解明されたアンティキティラ島の機械。最新の研究を指導しているカーディフ大学のマイケル・エドマンド教授は「この装置はこの種のものとしては抜きん出ている。デザインは美しく、天文学から見ても非常に正確に出来ている。機械の作りにはただ驚嘆させられるばかりだ。これを作った者は恐ろしく丁寧な仕事をした。歴史的にまた希少価値から見て、私はこの機械はモナ・リザよりも価値があると言わねばならない」としている。

 

内部構造

ギリシャの天文学者らにより進められた天文学と数学の理論に基づいて製作されたと言われているこの時計の縮小化と部品の複雑さには特筆すべきものがあり、18世紀の時計と比較しても遜色ない程である。30以上の歯車を持つ(マイケル・ライトの主張によれば72個)。歯車の歯は正三角形である。クランク(現在は失われている)を回転させると機構が太陽、月やその他の天体の位置を計算する。機械の目的が地上にいる観測者を基準とした天球上での天体の位置計算であるため、必然的に天動説モデルを採用している。

ソース「カラパイア

 

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